追加緩和 期待で円安株高へ【資産運用】
2016.4.23

株式会社AWARDの渡邉です。日銀の新たな政策への期待で外国為替市場と株式市場が大きく揺れています。来週の27、28日に日銀の金融政策決定会合があるのですが、そこで日銀から 追加緩和 が打ち出されるのではという思惑が広がっているようです。

日本銀行が金融機関に対する貸し出しに対してマイナス金利の適用を検討する可能性がある、と複数の関係者が言及したという内容が22日に報道されました。以前のマイナス金利でさえ多くの方にとって分かりにくいものでしたが、今回もまた異なるマイナス金利政策になります。現在日本銀行は、民間銀行が日本銀行の当座預金にお金を預ける際に『マイナス金利をつける=お金を減らす』という政策を行っております。この政策は、民間銀行の持つお金を企業などの貸付に向かわせて経済を活性化することを目的としたものです。

しかし、この政策は銀行に負荷を掛けるものでもありました。なぜならば貸し出しに回せないお金は日銀の当座預金に預けなければならず、マイナス金利を受け入れるしかないからです。預けたお金が減る訳ですので収益は減少してしまいます。そのためマイナス金利の導入以来、銀行の株価は低迷していました。

今回の報道で出た案は、『当座預金残高のマイナス金利を拡大する場合に、金融機関に対する貸し出しに対してもマイナス金利を適用する』というものでした。つまり金融機関が企業等に対して貸すお金が足りず日銀から借り入れをする場合に、金利を払うのではなく金利をもらうことが出来るというものです。お金を借りた人が貸してくれた人に金利を払う、という常識からすると良くわからない内容ですね。ただし、この政策を行うと一層世の中へお金が回りやすくなるであろう、と考えられているようです。

しかし、こちらの政策は金融機関への補助金ではないか、といった批判が出てくる可能性もあるため慎重に検討されていきそうです。22日の報道と日銀への期待により、ドル円の為替相場は1ドル=109円の水準から1ドル=111円の水準まで戻しています。また日経平均株価も大きく上昇しています。27、28日の金融政策決定会合でこの政策が決定されるかは不明ですが、震災や円高のリスクも受けなんらかの政策を打ち出す可能性が高いと言われているため要注目となります。

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