高配当株は良い株か?
2019.6.2

株式会社AWARDです。

株式を持っていると、多くの株においては毎年配当をもらうことができます。配当の額は企業によって差がありますが、高配当の株は良い株なのでしょうか?一見魅力な高配当株ですが、その中身について深く考えてみましょう。

高配当の基準は?


日本の代表的な株価指数の一つに日経平均株価があります。こちらは日本の代表的な企業225社の株価をもとに算出されている指数となりますが、この日経平均株価における予想配当が現在2.32%/年となっています。つまり、日経平均株価の銘柄を指数に組み込まれている割合ごとにもっていたら平均として2.32%の配当がもらえるということです。100万円投資していたとしたら、2.32万円が年間に配当としてもらえるということですね。

株式の配当の高低を判断する場合には、概ねこちらの数字を基準にすれば良いでしょう。配当が2%を下回っていたら、配当は低めな株であり、配当が3%を上回っていたら高配当の株式と言えそうです。銀行預金の金利に比べればはるかに高い数字なので魅力的に感じる方も多いでしょう。

配当の源泉


しかし、実際には高配当の株を購入する前に考えておきたいことがあります。それは配当の源泉がどこにあるのか考えることです。企業は営利活動を行い、そこで得た利益を株主に対して還元することになります。つまり配当の源泉は企業が生んだ利益である、ということです。企業が生んだ利益は、配当として株主に還元される部分と、内部留保として会社内に留められる部分に分けられます。

さて、それでは会社の成長のためには配当と内部留保のどちらの方が価値が高いでしょうか?実は配当は株主への還元策であり、その後の企業の成長のためには使えないお金になってしまうわけです。今後企業が成長するために積極的にお金を使っていく時期にあるのであれば、高い配当を出すよりも利益を設備投資に使ったり、利益を内部留保として企業内に留めて来るべき機会に備えてもらったりした方が、長期的な成長に繋がる可能性があります。

配当だけでなく成長性を


また高配当を出している企業は、成熟した企業であることが多いです。今後の成長性がないと株価は上がっていかないため、そこにも注意が必要かもしれません。例えば代表的な高配当銘柄としては、

・松井証券

・日産自動車

・JT

などがあります。これらは年間の配当で6%以上が見込まれる銘柄ですが、今後の成長に関してはどう感じられるでしょうか?配当が高い株式を買えばもうかるわけではなく、総合的に企業のことを調べて、今後も成長していくのか、配当が増えていく余地があるか、なども検討した上での銘柄選択をしていただければと思います。

わたしの場合は、配当はちょっとしたおまけ程度に考えて銘柄選択をするようにしています。配当をもらう以上に株価が値下がりしてしまったら損してしまいますから、株価が上がりそうな銘柄を購入するのがより重要なのではないでしょうか。

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