ソフトバンクの動き
2019.5.6

株式会社AWARDです。

ソフトバンクのビジョン・ファンドに関するニュースが、国内外のメディアよりいくつか出てきました。孫正義氏が率いる超巨大なファンドの最近の動きについてご紹介します。

ビジョン・ファンドとは


世界最大のテクノロジー・ファンドであるソフトバンクの「ビジョン・ファンド」。現在の運用総額は1000億ドル(約11兆円)となっており、約80社に対して約800億ドルを投資しているとのことです。現在の投資先で最も有名なのはUberでしょうか。Uberは、アメリカ合衆国の企業で、世界70カ国・地域の450都市以上で自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリを運営しています。

約1年前にソフトバンク・ビジョン・ファンドはUberに対して77億ドルを投資していますが、5月に予定される同社のIPOでこの資金は2倍以上となる150億-200億ドルと評価される可能性があるとされています。

上場の可能性


そして、そんなビジョン・ファンドですが、5月3日に米国のウォールストリートジャーナルが報じたところによると、新規株式公開(IPO)を検討しているとのこと。事情に詳しい関係者が3日、明らかにしたとのことですが、ここ1ヶ月ほど複数の銀行との協議も行われているようです。こうしたファンドの上場というのは事例としては少ないですが、REIT(不動産投資信託)やインフラファンドなどいくつか東京証券取引所でも存在しています。

ビジョン・ファンドは世界的なファンドですから、もし上場するとしたら米国の証券取引所などをターゲットにしているのでしょうか。上場が実現するのであれば、ビジョン・ファンドに対して個人投資家も投資することが可能になり、ファンドに出資していた機関投資家は市場での利益確定をする機会を得ることになります。またファンド側としても新たな資金調達ができることで、より広く世の中のハイテク企業に対して投資を実行していくことができるようになるのでしょう。壮大な計画ですよね。

2号ファンド誕生か


またソフトバンクグループでは、数か月以内に2号ファンドの立ち上げも計画しているとのことです。4月29日に米シンクタンクの国際会議でソフトバンクグループの副社長より2号ファンドについて言及がされています。2号ファンドはまだ構想段階とされていますが、1号ファンドと同じ規模を目指していくようです。こちらの資金調達についても銀行との協議は始まっているとのことで、ウォールストリートジャーナルの報道を銀行側も認めたとのこと。

日本の通信会社のイメージが強かったソフトバンクグループですが、投資会社として世界での存在感はどんどん高まっています。親子上場(親会社と子会社が上場すること)に対する批判もありますが、今後もソフトバンクのビジョン・ファンドの動きには要注目です。

カテゴリーから記事を探す