ラップ口座の是非
2019.4.27

株式会社AWARDです。

証券会社などで開くことができるラップ口座というものをご存知でしょうか。最近日本でも大きく拡大してきているサービスの一つです。本日はこちらのラップ口座がどういうものなのか、そして利用するのに適したものなのかをご紹介していきます。

ラップ口座の概要


ラップ口座とは信託銀行や証券会社などの金融機関が、顧客と投資一任契約を結んだ上で、資産運用から管理までの一連のサービスを提供する口座となります。また、投資一任契約とは、投資運用業者が顧客から投資判断の全部または一部を一任され、その投資判断に基づき投資を行うための権限を委託されることを内容とする契約です。つまり、ラップ口座というのは、信託銀行や証券会社にお金を預けた上で、その運用をお任せしてしまう契約である、ということですね。

最近では退職金などのまとまった金額の運用の相談をすると、こうしたお任せ型の商品をお勧めされることが増えているようです。実際のところ2008年末では契約残高5,057億円、契約件数4万895件といった市場規模だったラップ口座ですが、2018年12月時点では8兆3,421億円、83万9,636件と大きく市場が拡大しています。各社が力を入れている分野であるとも言えるでしょう。

ラップ口座のデメリット


ラップ口座のメリットは投資をお任せできる、ということにつきると思いますが、色々とデメリットも存在しています。例えば、

・最低投資額が大きい

・手数料が高い

などが挙げられます。例として野村證券のラップ口座の例で見てみますと、最低契約金額は500万円となっています。また、手数料に関しては、

・投資一任受任料:最大0.4104%(税込み・年率)

・ファンドラップ手数料:最大1.296%(税込み・年率)

・信託報酬:最大1.35%±0.70%(概算)(税込み・年率)

・信託財産留保額(最大で信託財産の0.5%)

・その他費用

と様々なものが取られることになります。単純に上記の数字を足していくと年間に3%以上の手数料がかかってくる可能性が高そうです。1000万円預けた場合に1年あたり30万円以上の手数料がかかってくるというように考えると、かなり良い運用をしてもらわないと元は取れないかもしれませんね。そこは証券会社側の腕の見せ所と言えるかもしれません。

運用の知識をつけるためには


こうしたラップ口座は運用をお任せできるという意味では便利なものですが、その分だけ自分に知識が付きにくいものでもあります。まずは自分で運用の知識をつけるために少額でも良いので投資信託や株式といった運用にチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。その上でラップ口座の方が自分には向いている、という判断に至ったならば利用するのでも遅くはないでしょう。

また最近ではもっと小額からできるロボアドバイザーを利用したラップ口座なども登場しています。同じラップ口座でも手数料などはそちらの方が低い傾向にありますので、いくつか比較してみると良いかもしれませんね。

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