仮想通貨で大学へ寄付
2019.4.7

株式会社AWARDです。

最近は仮想通貨の価格が上昇基調となってきており、また投資家の注目を集めだしているようです。そんな中で仮想通貨の中で3番目の時価総額を誇るXRPでの大学への寄付が話題になっています。

約27億円相当のXRPを寄付


今回話題になっているのは、ブロックチェーンを使った決済サービス企業であるリップル社の共同創業者であるクリス・ラーセン氏とその妻のリナ・ラム氏、そしてRippleworksというリップル社が母体となる非営利団体が、2500万ドル(約27億円)分の仮想通貨XRPをサンフランシスコ州立大学に寄付したことです。このサンフランシスコ州立大学はクリス・ラーセン氏の母校でもあるとのこと。

この金額の寄付が一つの大学に対して仮想通貨で寄付されるという事例は過去にないとのことで話題になっていますが、個人的にはXRPで寄付が行われたということに興味が湧きました。それは大学がXRPの口座(ウォレット)を保有しているということであり、仮想通貨での寄付を受け入れる体制を作っているということでもあります。なお、今回の寄付金は「地域及び世界的に活躍するフィンテック起業家」を目指して学習に取り組む学生たちの支援に活用することを大学側が発表しています。

リップル社の取り組み


リップル社はこういった社会貢献活動に対して以前から積極的に取り組んでいます。2018年3月には、学校教師が立ち上げるプロジェクトのみを取り扱うクラウドファンディングサイトを通じて、アメリカの公立学校に関わるプロジェクトすべてに対し、合計で2900万米ドル相当のXRPを寄付しています。

また、2018年6月には「University Blockchain Research Initiative」というプロジェクトを立ち上げ、世界中の大学に対して5,000万ドルの寄付を行うことも発表しました。すでにマサチューセッツ工科大学、プリンストン大学、インド工科大学などの大学と提携し、大学と共同でブロックチェーンの研究・開発を行いつつ、人材の育成も同時に目指しています。

さらに2018年9月には「科学/工学/数学/フィンテック」などの教育に焦点を当てた社会支援プログラム「Ripple for Good」を開始することも発表しています。仮想通貨の発展とともに得た経済的な力を、教育分野に注ぎ込んでいる様子が見て取れます。

リップル社の狙いは


リップル社と言えば金融機関との技術提携が盛んなことでも有名です。日本でも住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行などが対応しているマネータップという送金サービスを、SBI Ripple Asia社が立ち上げています。こうした金融機関との強い繋がりはリップル社の大きな強みですが、そこに加えて大学との提携・教育支援を行うことで、社会に対する影響力を強め、さらなるイノベーションを起こす一助にしようという意図があるのではないでしょうか。

まだまだ発展途上の仮想通貨やブロックチェーン技術ですが、新しい人材の力によってこれから想像を超える発展をしていくのかもしれませんね。リップル社の教育界への貢献はそんなことを感じさせてくれるニュースでした。

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