レバレッジの力
2019.2.24

株式会社AWARDです。

金融取引で使われる『レバレッジ』という言葉を聞いたことはありますか?FXや先物などの世界でしばしば使われますが、本日はレバレッジの意味やその注意点について書いていきたいと思います。

レバレッジの意味


レバレッジとは、経済活動において他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率として定義されています。原義は「てこ(レバー、lever)の作用」であり、てこを使えば軽い錘で重い荷物を動かせるように、レバレッジを使えば少ない自己資本で大きな資本を動かせるところから来ています。簡単にいうと借金をして経済活動を行うこと、と言い換えることもできるかと思います。

特にレバレッジという言葉が使われるのは、FX・先物・不動産などの世界です。これらの経済活動では他人資本を使うことが一般的に行われており、実践する多くの方がレバレッジを意識しながらやっています。また住宅を購入する際などにも住宅ローンを利用する方がほとんどでしょうから、それもレバレッジをかけていることになります。

利益も損失も増大


レバレッジをかけることで、利益も損失も増大します。例えば日本のFXの例で言えば、最大で25倍までのレバレッジをかけて取引をすることができますので、100万円の資金で最大2500万円の取引を行うことができてしまいます。自分のお金は少なくても、レバレッジをかけることで大きなお金を動かせることになるわけですね。このように最大のレバレッジをかけている場合、レバレッジをかける前で1%利益が出るような取引を行うと、25%の利益が出ます。2500万円の取引で1%の利益が出ると考えると+25万円となりますよね。つまり、100万円の元手が125万円へと増え25%の利益が出ることになるわけです。

一方でレバレッジを使う際には損失が出たときのことも考えなければなりません。上記の例で言うと2500万円の取引をしていて1%の損失が出た場合、-25万円になります。100万円の元手は75万円になってしまうわけですね。こうして考えると、FXで最大である25倍のレバレッジをかけていて4%の損失がでるような取引をすると、元手はゼロになってしまうことが分かります。レバレッジは諸刃の剣であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

不動産の場合


ただし、不動産の場合は手元の資金が一瞬でなくなる、といったことは起きません。それは不動産という現物が借入のかわりに手に入るからであり、FXや先物のように強制的に取引を終了させられないからであり、自己資金を保有していてもそれを利用せずにローンを使う方が多いからでもあります。これらが不動産投資はレバレッジをかける投資の中でも安定していると言われる理由でしょう。実際に住宅を購入してコツコツと住宅ローンを返済している方に、不動産の市況で一喜一憂している方は少ないかと思います。

資産を築きたい場合には、レバレッジを上手に使うと大きな力になります。ただし、そのリスクもしっかり理解した上で利用するのが望ましいのではないでしょうか。

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