上場企業とは?
2019.2.20

株式会社AWARDです。

上場企業と言えば、東京証券取引所などの公の取引所で株式を売買することができる企業になります。現在お勤めの企業が上場企業である、という方も多いのではないでしょうか。しかし、どんな企業でも上場ができるわけではありません。本日は企業の上場の条件についてご紹介したいと思います。

上場のための2つの条件


上場の条件には2つの種類があります。一つは数字的に満たすべき形式要件、そしてもう一つは数字ではなく質の部分を見る実質要件です。2つの要件のうち形式要件は下記のようなものが例として挙げられます。以下、東証一部上場の場合です。

◎形式要件
①株式の円滑な流通と公正な株価形成を確保するための要件
・上場時株主数:2,200人以上
・流通株式数:2万単位以上
・時価総額:250億円以上
②企業の継続性、財政状態、収益力などの面からの上場適格性を保持するための要件
・事業継続年数:新規上場申請日の直前事業年度の末日から起算して、3ヵ年以前から取締役会を設置して、継続的に事業活動をしていること
・純資産額:連結純資産額で10億円以上
・利益額:
(a)最近2年間の利益の額の総額が5億円以上であること
(b)時価総額が500億円以上
上記のいずれか

一方で、実質要件は東証一部二部、マザーズ、JASDAQなど、それぞれにおいて内容が異なります。市場によって上場する企業の規模も異なりますし、市場ごとの役割があるイメージですね。東証の場合は以下のような点が実質要件となります。

◎実質要件
1.企業の継続性および収益性
2.企業経営の健全性
3.企業のコーポレート・ガバナンスおよび内部管理体制の有効性
4.企業内容などの開示の適正性
5.その他公益または投資者保護の観点から東証が必要と認める事項

これらの内容について問題がないかどうかを精査されることになります。

利益を出し続ける上場企業


株式を購入すると基本的には値上がりする理由の一つは、わたしたちが購入する株式が基本的に上場企業のものであるからです。上記のような条件を満たして上場した企業は利益を出し続けることになります。実際のところ利益を出せなくなりお金がなくなった企業は、上場廃止に追い込まれることになるのです。東証の上場廃止基準には、

債務超過の状態となった場合において、1年以内に債務超過の状態でなくならなかったとき

というものがあります。つまりお金がなく利益も出ていない企業は、上場を維持していることはできないのですね。気軽に購入することができる株式ですが、そこで買えるのは厳しい基準を満たした選ばれた企業であることを知っていると見る目が変わってくるかもしれません。

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