投信保有が長期化
2019.2.18

株式会社AWARDです。

たくさんの会社に一度に投資ができる便利な投資信託。そんな投資信託の平均保有期間が、ここ数年間で2倍になっているそうです。

投資信託の躍進


投資信託と言えば、過去には損する金融商品の代表とされるようなものでした。金融機関の窓口などで購入しようとすると、手数料が高かったり、複雑な内容の商品をお勧めされることも多く、なかなか良い商品が購入できないという場合が多かったようです。しかし、ここ最近は手数料が安く多数の商品を取りそろえているネット証券の躍進や、NISAやつみたてNISAなどの長期投資のための制度の充実により投資信託の業界はずいぶんと良くなってきています。

ドイツ銀行グループの1社であるドイチェ・アセット・マネジメントが、上場投信を除く追加型株式投信を対象に投資家の保有期間を算出したところ、2018年は平均3.4年と前年から0.8年延び、2008年以来10年ぶりの長さになったとのことです。なお直近で最も短かったのは2013年の1.7年とのことでしたから、5年間で2倍に延びたことになります。

保有期間の長期化の理由


それではなぜ投資家の投信の保有期間が長くなってきているのでしょうか。いくつか理由は挙げられるでしょうが、下記のようなことが考えられます。

・比較的好景気が継続していること
・NISA、つみたてNISAの開始
・ラップ型、バランス型投信の増加
・金融機関の短期での売買の自粛

などです。投資信託は多くの銘柄に分散投資されているため、短期に大きな利益が出ることはさほど多くはありません。じっくりとお金を殖やす手段であることを考えると、様々な理由で保有期間が長期化しているのは良い傾向なのではと思います。

利益確定のタイミングは


なお、最近では2013年頃に最も投資信託の保有期間が短くなったのを考えると、景気に大きな波がくると投資信託を手放したくなる方が多いようです。2008年にはリーマンショックがありましたが、そこで投資信託を保有していた方には大きな損失が出ました。そして2013年までに売却して、アベノミクスが始まる前後に投資信託の保有を始めたという方が多かったと考えられます。

短期で考えれば株価が高いタイミングで売却し、安いタイミングで買うのが最も良いでしょうが、そのタイミングを計るのは難しいもの。信頼できる投資信託であれば、もっと長期の10年以上くらい持つ気持ちで投資を継続するのも良いのではと思います。投資は人生を豊かにするための一つのツールですから、あまり一喜一憂せずにじっくりと取り組むのがお勧めです。

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