ヘッジファンドとは
2019.2.3

株式会社AWARDです。

皆さんはヘッジファンドという商品をご存知でしょうか。富裕層や機関投資家がポートフォリオの一部に組み入れることも多いヘッジファンド。本日はこちらの商品について見ていきましょう。

絶対的な利益を追求


ヘッジファンドは、『ヘッジ(hedge)』+『ファンド(fund)』という2つの単語が組み合わさってできており、ヘッジには『避ける』という意味があります。これは相場が下がったときの資産の目減りを避けるということを指しており、様々な取引手法を駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドと言い換えることもできます。

普通の投資信託は、基本的に相場が一方向に動いたときのみ利益が出る仕組みになっています。そのため、市場が下落していれば下がり、市場が上昇していれば上がります。これに対してヘッジファンドは比較的自由な運用が可能となっており、先物取引や信用取引なども積極的に活用して相場の上げ下げに関係なく利益を得ます。

最近の成績は


ヘッジファンドは、私募投信という限られた人のみが出資して運用されるファンドがほとんどです。そのため一口あたりの金額も大きく、かなりの資金を持っている投資家でないと目にすることは少ないかもしれません。そのため、運用成績もとても良いイメージがありますが、金融危機が起きた2008年以降の成績では株式のリターンに負けていることが多いようです。ヘッジファンド業界全体の運用成績で見ると、10年連続で市場平均を下回っており、2018年には運用資産残高も減少に転じたとのこと。

このような成績になっている原因としては、市場全体が金融危機後の金融緩和の影響で、上昇相場だったというのがあるでしょう。様々な手法を駆使するヘッジファンドは、そのヘッジにかかるコストの分だけ上昇相場では利益が目減りする可能性が高いと言えます。また「預かり資産の2%の手数料」と「利益の20%の成功報酬」というのが平均的な手数料であるため、コストの低いインデックス投資などと比べて手数料の影響も受けやすいです。

下落相場時に輝くか


とはいえ、これらの事実からヘッジファンドを投資対象から外すというのは、必ずしも正解だとは思えません。なぜならば、また必ず市場平均に沿った投資だけでは利益を出すことが難しい時期は来るからです。長い目で見れば株式市場は右肩上がりではありますが、いつまでも上昇相場が続くわけではありません。また激しい下落相場を迎えたとき、絶対的収益を目指すヘッジファンドが輝くときが来るのではないでしょうか。

またヘッジファンド業界平均の成績が良くなくても、特定の商品を見てみると市場平均をはるかに上回る成績をあげているものも存在しています。そうした情報を得て、資産の一部として組み入れていくのも良いのではないでしょうか。

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