投資はゼロサムか?
2019.1.29

株式会社AWARDです。

『ゼロサム(ゼロサムゲーム)』という言葉をご存知でしょうか?投資の世界で良く使われる言葉であり、合計するとゼロになることを示します。多くの方から投資はゼロサムですか?と聞かれることがあるのですが、本日はこの点について考えてみましょう。

投資はお金の奪い合いか?


誰かが勝って誰かが負けるというのが、ゼロサム、もしくはゼロサムゲームの世界です。投資の世界では大きく勝つ人もいれば大きく負ける方もいらっしゃいますので、この言葉の通りになっているのではないか?と思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、これは正しい面もありますが、実際には異なる面も持っています。

例えば、FX(外国為替証拠金取引)で、今この瞬間にある通貨を売った人と買った人がいるとしましょう。するとその通貨は今後価値を一定に保つ訳ではないため、価値が上がるか下がります。上がった場合にはその通貨を買った人が勝ち、売った人が負けたことになります。一方で下がった場合にはその通貨を売った人が勝ち、買った人が負けることになります。これだけ考えると投資の世界はゼロサム(ゼロサムゲーム)であると言えそうです。

世界のお金は増え続ける


しかし、投資の世界をもっと長期的な目線で見てみるといかがでしょう。例えば世界の経済規模。これは年々大きくなり続けています。世界の実質GDPの成長率は2000年以降で2年しか3%を割り込んだことがありません。ITバブル崩壊の年やリーマンショックの翌年こそ世界経済の拡大は停滞していましたが、過去ほとんどの期間で世界の経済は成長し続けているのです。

また米国の株価などを見てみると、過去30年間配当も含めて年間10%近い成長をしています。30年間投資し続けていることができたら、最初に投資した1万ドルが17万ドル以上になるような計算です。つまり、経済の成長に連動するような株式などに投資した場合、投資した全ての人はこの成長の恩恵を受けることができたことになります。

短期投資と長期投資


価格の変動を捉えるトレードは、ゼロサムになることがありますが、長期的に成長する資産に投資をした場合にはゼロサムではない、ということになるでしょう。株式、不動産といった資産に長い期間投資をした場合、負ける確率は非常に低いと言えるのです。一方で大きな利益を得る方がいるのは、ゼロサムであるトレードの世界でもあります。

多くの方にお勧めできるのは長期目線での投資ですが、ご自身の目的に合わせて、短期のトレードも上手に使いわけていただければ良いのではないでしょうか。ぜひ投資の力を人生を豊かにする上で活かしていただければと思います。

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