毎月分配型の投信は損?
2019.1.19

株式会社AWARDです。

購入すると毎月分配金が支払われる『毎月分配型』と呼ばれる投資信託が存在しています。毎月分配金としてお金がもらえるため、特にリタイア世代に人気がありますが、この商品はお得な商品なのでしょうか?本日は毎月分配型の投資信託について取り上げます。

分配金の種類とは?


毎月分配型と言われる投資信託は毎月分配金が支払われるわけですから、なんとなく毎月利益が出ている投資信託なのでは?と思われる方が多いのではないでしょうか。しかし、実際には上下に変動する市場で毎月必ず利益を出すということは難しいことであり、ほとんどの毎月分配型の投資信託は元本を削って配当金を捻出しているのです。

分配金には2つの種類があります。「普通分配金」「元本払戻金(特別分配金)」です。前者の普通分配金は実際に投資信託が出すことのできた利益を分配金として払い出すもので、後者が元本を削って捻出される分配金です。つまり、後者はただ預けたお金を少しずつ戻してもらっているだけ、というようなイメージですね。

分配金健全度


投資信託の分配金の健全度を見る指標として、分配金健全度というものがあります。分配金のうち普通分配金、つまり利益から出ている分配金が占める割合のことで、100%なら分配金は運用益から支払われていることに、50%なら半分は元本の払い戻しであることになります。

ある調査によると海外の不動産投資信託(REIT)においては、2018年7月末時点での分配金健全度は24.3%であったとのことでした。実際には利益から出ている分配金は4分の1以下だったということですね。こうした数字を見ると分配金の大きさだけで投資信託を判断するのは、意味のないことだと感じていただけるのではないでしょうか。

再投資すれば複利効果も


分配金を払い戻ししてもらい、それをただ置いておくだけでは複利の効果も得ることができません。そのため、投資効率も非常に悪い商品になりがちです。その場合は毎月分配金型の投資信託を購入した場合でも、分配金を再投資することを選択すると複利の効果を得ることができます。

また投資には良いときと悪いときがありますので、毎月分配金型の投資信託にこだわりすぎるのは勿体ないことも多いでしょう。日経新聞社のウェブサイトなどでは、元本の取り崩しをせず分配金利回りが高い投資信託を抽出することなどもできますので、そうしたデータを参考に投資対象を選ぶのも良いかと思います。

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