株式会社AWARDです。
2018年も本日が最後の1日となりました。2019年を迎えるにあたって、2018年にあった印象的な出来事を、ピックアップしてみたいと思います。
1月 コインチェックでNEMの流出騒動
…仮想通貨取引所のコインチェックから580億円相当の仮想通貨NEMが流出し、世間を賑わせました。その後、その流出したNEMが相当額で補填されたのも記憶に残る出来事になりました。その後、コインチェックはマネックスグループの傘下に入ることになりました。
2月 相場の下落でVIX(恐怖指数)急騰
…相場の急な下落でVIX(恐怖指数)と呼ばれる指数が急騰。それに伴い「NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN」という野村が出している商品が、1日にして価値を96%失い早期償還されるという出来事がありました。
3月 中国全人代、主席任期の制限撤廃
…中国で主席任期が撤廃されました。これにより、現主席である習近平氏の権力がより一層強化されたことになります。
3月 Facebookで8700万人分の情報漏洩
…Facebookからの情報漏洩により、株価も下落。コインチェックの件もですが、今後は情報セキュリティーの重要度がより一層上がっていくことを感じます。
6月 米朝首脳会談
…アメリカ合衆国と朝鮮民主主義人民共和国の両国トップによる首脳会談が史上初めて行われました。
7月 西日本豪雨 死者行方不明者200名超
…台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨で全国的に多くの被害が出ました。北海道地震などと合わせて災害も多い年となりました。
7月 米国中国に対して追加関税発動
…米中の貿易戦争が本格化しだしたのは7月からでした。追加の関税も第2弾、第3弾と実施され、未だに世界経済の先行きを不透明にする要素になっています。
7月 ロシアワールドカップ
…2018年6月14日から7月15日にかけて、ロシアで第21回目のワールドカップが開催されました。日本代表の奮戦が印象に残っています。トーナメントでのベルギー戦は世界にも驚きを与えたのではないでしょうか。
7月 日銀金利目標の柔軟化(-0.2~+0.2%)
…日銀の政策に変化が見られ、10年国債の目標金利が柔軟化しました。金利の上昇は日本経済に大きな打撃を与えうるため、異次元の金融緩和をどうコントロールし、どう出口戦略を立てていくのか、日銀の今後の政策に引き続き注目です。
9月 北海道地震 初の震度7
…北海道地震で初めての震度7の地震が観測されました。発電所が被害を受けたことで北海道全域約295万戸で停電が発生しました。
9月 Zaifより70億円相当不正流出
…仮想通貨取引所のZaifでも70億円相当の仮想通貨の流出がありました。セキュリティー面の強化はこの業界の絶対的な課題と言えるでしょう。
10月 本庶佑博士 ノーベル医学生理学賞
…本庶佑博士がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。本庶博士の研究は画期的ながん治療薬の開発に道を開き、すでに研究成果をもとにした製品が多くのがん患者さんの治療に使用されています。
11月 米国中間選挙 ねじれ議会に
…米国の中間選挙では上院下院で多数政党が異なるねじれ議会の状態となりました。トランプ大統領の政権運営の難易度は今後あがっていくことが予想されます。
11月 カルロス・ゴーン氏逮捕
…これは2018年に世界を最も驚かせた日本発の経済ニュースであったかもしれません。日産を立て直した経営者として高い評価を受けていたカルロス・ゴーン氏が逮捕されました。日本における最も有名な外国人経営者が逮捕されたことは、日本の会社経営の在り方に影響を与えていくのは間違いないでしょう。
12月 ソフトバンク携帯子会社上場
…ソフトバンクの携帯子会社が上場しました。2.6兆円を市場から吸収した過去最大規模のIPOでしたが、初値は公募価格割れをし、その後価格も下がっています。12月は全体的に株価もかなり下落した月となりました。
2018年も様々な出来事がありましたが、来年以降に影響を与えていくであろう出来事も色々とありました。米国の政治や経済政策の動向には特に注目です。
2018年もありがとうございました。2019年も引き続きよろしくお願い申し上げます。