本日2018年大納会

資産運用

株式会社AWARDです。

本日は日本の証券取引所の年末最終取引日となります。そして、年末最終取引日のことを『大納会』と呼びます。大納会の取引時間の歴史株価傾向などについてお伝えしたいと思います。

大納会とは


会社などで年末の最終営業日に行う締めくくりの会を『納会』と言ったりしますよね。大納会の名前の由来も、もともとは最終営業日後に行われていた『納会』にあるようです。そして年末最終取引日のことを『大納会』と呼ぶようになったと言われています。

2002年以降には、その年ごとに話題になった方がゲストとして招待され、立ち合い終了の鐘を鳴らすイベントが行われています。ちなみに今年のゲストはサッカー指導者の西野朗氏となります。6~7月にかけて行われたFIFAワールドカップでは、日本を熱狂の渦に巻き込んだ日本代表の監督をつとめてらっしゃいましたよね。過去には野球の長嶋茂雄さん、宇宙飛行士の毛利衛さん、プロゴルファーの石川遼さん、レスリングの吉田沙保里さん、安倍晋三首相なども呼ばれています。

通常の大納会は12月30日


毎年大納会は、土日祝が重ならない限り12月30日に行われています。過去には官公庁の年末年始の最終日に合わせて12月28日に行われていた時期もありましたが、証券市場の完全週休二日制に伴い、最終取引日は12月30日とされました。また現在の大納会は通常通り15時まで営業されることになっていますが、実はこうなったのは2009年と比較的最近のことになります。

2008年までは前場のみで終了し、後場は休場とされていたのです。しかし、2009年からは東証で新しい株式の売買システム導入したため、最終日まで通常の営業が行われるようになりました。

大納会は株価が上昇傾向?


なお大納会当日は、日経平均株価が上昇する傾向が強いと言われています。12月下旬は海外勢がお休みに入ることによる利益確定などが多く、株価が値下がりしやすい傾向があるのですが、最終日には売り圧力が落ち着いて逆に株価が上昇しやすいようです。

今年の場合はFRBの利上げや、米中貿易戦争、米国のねじれ議会による政治の不透明感などで12月下旬はかなり大きな株価の下落がありました。昨日の日経平均株価の終値は20,077.62円と心理的節目である20,000円の前後にあったため、20,000円以上を維持して2018年を終われるか、それとも下回るかといったところでも来年の株価を占うことができるかもしれませんね。

なお、1月の年明けの大発会、つまり取引初日は1月4日の金曜日となります。しばらく証券市場はおやすみとなるので、買い残した株・売り残した株がある方は本日取引しておきましょう。


執筆者:渡邉亮

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