マネー・ショート ~華麗なる大逆転~【感想】
2016.4.5

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は『 マネー・ショート  華麗なる大逆転 』を見てきました。リーマン・ショックを題材にした映画ということでとても興味深い内容でした。

リーマン・ショックの元凶はなにか?と聞かれて答えられる方はいらっしゃいますでしょうか?リーマン・ショックはリーマンブラザーズの破綻がきっかけとなった株価の暴落でしたが、そもそもリーマンブラザーズが破綻する前に多くの投資銀行で莫大な損失を出したのがサブプライム・ショックです。サブプライムというのは所得の低い人たちのことを表しているのですが、そういった方たちに貸し出す返済が滞る可能性の高いローンがサブプライムローンです。この本来は安全性が高くないローンを複雑な金融商品に作り替え、安全な商品だと見せかけて大量に販売してしまったのがそもそもの発端になります。

この作品ではMBS、CDO、CDSといった金融用語が出てくるのですが、これらが理解できると映画の内容はより楽しめるものになるでしょう。それぞれの用語の意味は、
MBS…住宅ローンの債権を証券化したもの(不動産の担保あり)
CDO…公社債や住宅ローンの債権を証券化したもの(不動産の担保なし)
CDS…対象の価値が下がった時にお金が支払われる保険
となります。作中の人物たちはMBSの価値が下がることに対してお金がもらえるCDSを大量に購入する事で、巨額の富を得ることになるんですね。ゴールドマンサックス、ドイツ銀行といったそうそうたる金融機関がMBSの本当の価値を見抜けず主人公たちにCDSを売っていく姿が滑稽なようでもあり恐ろしくもありました。

こういった複雑な金融商品は、作っている側も万が一の時に何が起こるかしっかりと理解できていない場合があるのかもしれません。作中で5000万ドルの住宅ローンから10億ドルのCDOが組成できる、といったことを自慢している登場人物がいました。本来の価値の20倍もの額の金融商品を生み出すことが出来てしまう訳です。なにかのはずみでこれが本来の価値に戻ってしまうとしたらとても恐ろしいことですよね。

色々と教訓が得られる映画でした。
自身が理解できない金融商品には投資をしないこと
・お金以外の大切なものを見失わないこと
万が一は起こりうること
を理解した上で今後の人生にも活かしていきたいと思います。気になる方はぜひ映画館へ行って鑑賞してみてください。MBS、CDO、CDSの予備知識があるとより楽しめるはずです。

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