ソフトバンクIPOは買い?
2018.12.4

株式会社AWARDです。

ソフトバンクの上場日が近づいてきました。2018年11月12日に上場承認され、事前の報道通り上場日は12月19日になっています。証券会社から多くの投資家に対して声がかかっているようですが、今回のソフトバンクのIPOは買いなのでしょうか。

超大型上場


今回上場するソフトバンクはソフトバンクグループの子会社になります。親会社のソフトバンクグループは日立製作所に次いで日本で7番目に売上高の大きな会社となります。グループ企業を傘下に多々おく持ち株会社であり、国内通信の『ソフトバンク』、アメリカの通信サービス『スプリント』、ポータルサイトの『ヤフー』、半導体の『アーム』、そして世界の成長企業への投資をするファンドや福岡ソフトバンクホークスなどもすべてグループの中に含まれます。

今回上場するのは、このソフトバンクグループの国内通信業を担う『ソフトバンク』ということになります。親会社のソフトバンクグループはすでに上場しているので、親子上場となります。

上場前に買うのは得策か?


今回のソフトバンクグループの上場にあたっては、野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券の6社が共同主幹事をつとめることになります。そして、今回の上場で株式市場から調達する資金量はなんと2.6兆円。現在日本の証券市場では1日の出来高(売買量)が約2兆円ですから、この金額を一社で吸収するというのがいかにインパクトが大きいか感じていただけるのではないでしょうか。

ソフトバンクの株式を上場前に買う場合は、1株あたり1,500円になることが決まっています。国内通信会社ですので、KDDIやドコモといった通信会社と株価を比較してみると良いかと思いますが、それらの企業と比べると会社の利益から判断するとやや割高となります。一方で配当利回りは5%と国内企業の中ではかなり高い水準となることが決まっています。日本の上場企業の配当の平均は約2%です。配当目的で株を保有する方も多いため、この5%は魅力的かもしれません。

値下がりも覚悟すべき


こうした大型株の上場の場合でも、初値で上場前の価格を割る事例はあまりありません。ここ数年でいうと、JR九州、LINE、日本郵政グループ3社、SGホールディングスなどが上場していますが、ここで名前を挙げた銘柄はすべて初値で事前の決定価格を上回っています。しかし、今回はこれらの事例と比べても超大型の上場で初値での売り圧力も大きいと予想されますので、値下がりリスクも大きいと考えていた方が良いでしょう。

事前に購入する場合には1株あたり1,500円となっていますが、-10%~+10%くらいでの初値の決定となるのでは、といった予想がいくつかのサイトでは見受けられます。わたしも類似の会社の株式の価格などから見ると、その辺りに落ち着くのかな、と思っています。過去最大規模のIPOという一つのお祭りですが、自身の資金量や負えるリスクなどを考慮して参加するようにしましょう。

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