仮想通貨ETP人気
2018.11.29

株式会社AWARDです。

しばらく下落を続けていた仮想通貨市場ですが、すこし市場にプラスの影響を与えそうな面白いニュースを見かけました。スイスの証券取引所に上場された仮想通貨ETPが人気であるという記事です。本日はこのニュースについて読み解いていきたいと思います。

ETPとはなにか?


そもそもETPとはいったいなんのことなのでしょうか?これはExchange Traded Product(上場投資商品)の略称で、上場して取引される下記のような商品の総称となります。

ETF(上場投資信託):価格がインデックスのような単数・複数の金融資産に連動します。
ETN(上場投資証券):債務証券の形式をとり、単数・複数の金融資産に連動します。
ETC(上場投資コモディティ):特定のコモディティやコモディティのインデックスに連動します。

この中で比較的良く耳にするのはETFではないでしょうか。TOPIXといった日本の株式市場の指数に連動しているETFは、日銀が金融政策の中で購入していることでも知られています。

仮想通貨ETPの中身は


11月21日にスイス証券取引所(SIX)で取引を開始した「Amun Crypto Basket Index ETP」は下記の5つの仮想通貨に基づいた指数に連動するように設計されているそうです。

・ビットコイン(BTC)
・リップル(XRP)
・イーサリアム(ETH)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)

どれも仮想通貨の中では時価総額の大きなメジャーな通貨となっています。21日に上場したばかりの商品ではありますが、26日には1日に425,000CHF(約4,700万円)ほどの出来高を記録し、銀、原油、金といった商品のETPを上回っているとのことです。小さい出来高ではありますが、投資家の注目を浴びて一定の取引量を確保しているような状況のようです。

ETF上場の追い風になるか


こうして実際の証券取引所で仮想通貨資産に連動する商品が登場してきて取引されているのは、今後仮想通貨が多くの投資家たちから支持を得る上で大切なことだと思います。日本の税制では仮想通貨の売買で得た利益は雑所得となり、最高税率が非常に高くなってしまいますが、上場投資信託であるETF等で取引ができるようになれば、その利益に対する税率は一定となり計算もしやすくなります。

米国で仮想通貨ETFが登場する話もかなり前から出てはいますが、なかなか実現には至っていません。今回のスイスでの事例は、こうした話が進む追い風にはなるかもしれません。すこし楽しみに仮想通貨市場を観察していきたいと思います。

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