高配当株は良い株か?
2018.11.28

株式会社AWARDです。

株式を保有していると貰える配当金。この配当金には企業によって差があり、全く出ない会社もあれば、かなり大きな配当金を出している会社もあります。保有しているだけで貰える配当金は嬉しいものですが、多く配当金を出している企業の株式ほど良い投資対象なのでしょうか。

高配当株は業績が安定


配当金は基本的には企業の利益から株主に対して還元されるお金になります。つまり、配当金を出しているところは、しっかりと利益をあげている業績が良い企業が多いということになります。また、企業のあげた利益のうちどのくらいの割合が配当金として株主に還元されているか、というのを見る指標に配当性向というものがあります。これが100%に近づくほど企業のあげた利益が多く株主に還元されていることになります。

しかし、一般的には配当性向は20~30%ほどに留まる場合が多いです。配当性向が100%ということは、企業があげた利益がすべて株主に還元されてしまうことになり、企業の手元に残るお金がなくなってしまうということになります。すると、企業は新たな設備投資などに使うお金が手元にないため成長のための投資ができない状態になってしまうのです。そのため、ただ配当がたくさん出ていれば優良企業である、と言い切ることはできないのです。

成長企業は配当が少ない?


また成長が著しい企業の場合、一般的には配当がより小さくなる傾向があります。ベンチャー企業などは未来のための投資が先行していて、利益を残さずに事業への投資を積極的に行っている場合が多いです。そういった場合は、株主に配当金として支払えるお金が残らず、配当金が出ないことになります。

一方で米国では株主への還元を非常に重要視して過去何十年も増配を繰り返している企業も存在しています。20年以上に渡り連続増配を記録している企業は167企業も存在しており、株主への還元を重要視する文化がこの数からも分かるかと思います。ちなみに最も連続で増配している企業は、なんと『63年』もの期間連続で増配をしています。こういった企業の株式を長期に渡って持つことも投資で安定した成果を得るためには有効かもしれませんよね。

配当から見る企業の傾向


こうした傾向を知っていると、配当だけで企業の優劣をつけることはできないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。未来への積極投資をしており、今後も成長を続けるキャピタルゲイン狙いの株式であれば配当金は少なくても良いでしょう。対して、毎年得られるインカムゲインとしての配当を重視するのであれば、企業業績が安定しており毎年着実に高い配当を出している企業の株式を長期保有すれば良いのではないでしょうか。

ぜひこれから株式投資を始めたいという方は参考にしていただければと思います。

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