NISAのロールオーバー
2018.11.27

株式会社AWARDです。

2014年1月に始まった少額投資非課税制度であるNISA。今年の末で5年となります。そしてNISAの非課税期間は5年間であるため、2014年にNISA口座で投資をした方は、いくつかの選択肢の中から2014年に購入した商品をどうするか選ばなくてはならない時期になっています。

選択肢は3つ


2014年にNISA口座で商品を買っている人が選べるのは下記の3つが考えられます。

①翌年の非課税管理勘定へロールオーバーする(非課税期間を延長する)

②特定口座または一般口座へ払い出す(以降、課税の取扱いとなります)

③売却する

です。最もいそがなくてはいけないのは、①のロールオーバーです。ロールオーバーとは、NISAの非課税枠で購入した商品を、また2019年のNISAの非課税枠に移管し保有し続けるというものです。2014年に非課税枠で投資できたのは100万円までになりますが、その枠の範囲で買っていた商品は、2019年の非課税枠を超えていたとしても、そのまま保有し続けることができます。例えば2014年に100万円で購入した商品が現在150万円になっているとしましょう。2019年の非課税枠は120万円に設定されていますが、ロールオーバーを選択した場合は150万円になっている商品をまた5年間非課税で持ち続けることができるのです。しかし、120万円を超える金額をロールオーバーした場合は2019年の非課税枠はもう使えないことになります。

なお、ロールオーバーした金額が120万円以下であれば、120万円との差額をまた2019年の非課税枠として使用できます。このロールオーバーの手続きは証券会社各社でも若干の違いがあるようですが、多くの金融機関で書面での提出が11月末頃に設定されているようです。2014年にNISA枠で投資した商品が残っている方は家に書面が届いていると思いますので、ロールオーバーを希望する場合には急いで書面を提出するようにしましょう。

その他の選択肢は


なお②、③の選択肢を希望する場合にはそれほど急ぐ必要はありません。ロールオーバーを希望しなかった場合、NISA口座で購入した商品はそのまま証券会社で開いている一般口座や特定口座に移管されることになります。これらの口座へ払出す場合は、払出し時点の時価(非課税期間満了時の時価)が取得価額となり、払出し後に売却した際にはその取得価額を基に課税されることになる点には注意が必要です。NISA口座で買付した際の取得価額は引き継がれません。

③は2014年にNISA口座で購入した商品を今年中に売却して現金化するということですね。納得できる価格で売却できるのであれば、これを選択するのもありでしょう。

2014年にNISAが始まってすぐに投資を始めたという方は、日経平均株価が16,000円前後のときに投資を始めていることになりますので、多くの方が利益を出しているのではないかと思います。放置しているNISA口座がある方はぜひ見直してみてくださいね。

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