分散投資の意味
2018.11.14

株式会社AWARDです。

投資のセミナーなどにいくと良く聞くのが『分散投資』というキーワードです。卵を一つのカゴに盛るな、ということわざが紹介されることもあり、投資対象を複数にわけることがしばしば推奨されます。では投資対象を複数にわけることにどのような意味があるのでしょうか。

投資商品の分散


まず分散をする意味として、値動きが異なる商品を組み合わせることで、投資の成績を安定させるという効果を狙うことがあります。例えば、景気のわるいときは債券の価値は上がっていくことが多いですが株式の価値は下がりやすくなります。一方で景気の良いときは、株式が上がって債券が下がると言われています。このように値動きが異なる傾向を持つ投資商品を組み合わせることで、投資のリスクを低く抑えることができます。またドル建ての商品と円建ての商品への分散などでも為替の影響で資産が増減しにくい投資をすることが可能です。

また値動きがあまりない商品においても、一つの商品に固めて投資をすると、その商品がダメだったときに投資資金をほとんど失ってしまうリスクがあります。一つの投資商品に集中して投資をすると、その商品に自分の資産すべてをかけることになってしまいます。値動きがない商品においても投資対象は複数にわけるのが良いでしょう。

時間の分散


また投資商品だけでなく、投資をするタイミングをずらす時間の分散という考え方もあります。例えばある株式の銘柄に投資することを決めたとして、一度に購入するのでなく、投資すると決めた金額を何回かにわけて投資するなどがこれにあたります。値動きのある商品に投資する場合、自分が投資しようと思ったときが必ずしも良い投資タイミングの判断は難しいものです。高値で一度に購入してしまわないように、投資タイミングをずらすことで購入価格を平均化することができます。

有名なドルコスト平均法も時間分散のひとつです。定期的かつ継続的に一定額の金融商品を購入する投資手法をこのように呼びますが、相場の変動に関わらず購入価格を平準化することによって、結果的に大幅な損失を回避できることになります。つみたてNISAなども基本的には毎月のつみたて投資の設定になりますので、ドルコスト平均法の考え方が採用されていますね。

リスクを下げる分散投資


このように分散投資というのは、商品にしても時間にしてもリスクを低減させる目的で使われています。多くの方にとって役立つ考え方なのではないかと思いますし、わたしも資産運用に関するご相談をいただくとこの話をすることは多いです。ただし、本当に一流の投資家は必ずしも分散投資をしているわけでもありません。例えば世界一成功した投資家であるウォーレン・バフェットは特定の銘柄への集中投資を繰り返して大きな財を築きました。自分が投資している対象を理解しつくしているのであれば、集中投資の方が資産を殖やしやすいのも事実でしょう。

分散投資は、リスクヘッジではなく「無知に対するヘッジ」。こういった言葉もバフェット氏の発したものとして有名です。しかし、多くの投資家にとって自分のやっていることを知り尽くしているということは少ないはずです。自分の資産を守る上で、資産の分散は基本的な考え方として大切にしていくのが良いのではないでしょうか。

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