ユニコーン企業とは
2018.11.9

株式会社AWARDです。

伝説の一角獣ユニコーンに例えられる、ユニコーン企業というものがあります。ある特定の条件を満たした企業だけをこう呼ぶのですが、現在世界には何社くらいがあるのでしょうか。

ユニコーン企業の条件


ユニコーン企業とは評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業のことを指します。具体的な条件としては、「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えている必要があり、一つでもはずれるとユニコーン企業ではなくなります。伝説の一角獣の名前がつけられているのは、それほど見つけるのが難しいという意味だそうです。

この言葉の歴史はとても浅く、あるベンチャーキャピタリストが2013年に発案しています。ベンチャーキャピタリストとは、まさにユニコーン企業のような急成長する企業を資金面で支える存在です。しかし、そこから使い勝手の良い言葉として投資の世界ではしばしば聞く言葉となりました。

現在のユニコーン企業の数


米国の調査会社によると、現在世界では260社を超すユニコーン企業が確認できるそうです。上位20社の顔ぶれを見ると、米国の企業が11社、中国が6社、シンガポール、英国、インドが各1社とのこと。上位20社に日本が入らないのは残念ですが、米国の圧倒的な強さが目立ちます。また中国でユニコーン企業がどんどん増えているのも注目ですね。

日本では260社の中に入るユニコーン企業は、東京千代田区にある人工知能(AI)開発のプリファードネットワークスのみとなっています。フリマアプリのメルカリなどは過去にはユニコーン企業の定義に当てはまっていたのですが、2018年6月には新規上場し定義から外れています。ちなみに世界最大のユニコーン企業は米国にあるUber、配車アプリの会社です。未上場ではありますが、その企業価値は7兆円を超えると評価されています。

企業の育つ環境を反映


ユニコーン企業がたくさん登場するというのは、世界を変えるような企業が育つ土壌があるかどうかを反映しているものと考えられます。そうなると、日本は革新的な企業が育つ土壌というのは弱いのでしょう。またスタートアップに投資するベンチャーキャピタルによる投資額も米国や中国に比べると圧倒的に小さいので、そのあたりに差が生まれる要因がありそうです。

しかし、日本政府がまとめた「未来投資戦略2018」の中では、ユニコーンまたは同等の上場ベンチャー企業を2023年までに20社創出すると記載されています。めったに生まれないユニコーン企業ですが、今後日本発のユニコーン企業の名前を目にすることが増えるのに期待したいと思います。

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