安全資産は安全か
2018.10.26

株式会社AWARDです。

みなさんは安全資産と呼ばれる資産をご存知でしょうか。株式等をリスク性資産とするのに対して、リスクが比較的低い資産のことをこう呼ぶことがあります。それでは安全資産にはどのような特徴があるのでしょうか。

安全資産の例


安全資産の特徴としては、

・価格変動が小さい
・リターンが約束されている
・景気の変動に左右されにくい

といったものが挙げられます。そんな中で安全資産として挙げられるものとしては、

・預貯金
・公社債
・金

といったものがあるでしょう。

安全資産にも異なる特徴が


しかし、一口に安全資産といってもその特徴は異なっています。例えば預貯金。預貯金は銀行という金融機関がお金を預かってくれるため、額面上のお金が減ることはほとんどありません。そして預け入れている間は利子がつきます。これは立派な安全資産ですよね。ただし、銀行が絶対的に安全かと言われるとそうではなく、当然破綻のリスクなどは抱えています。国内の銀行でも吸収合併や破綻した例はあります

また公社債の場合は発行体によってリスクが異なってきます。債券ですから一定のリターンが約束されているものが多いですが、国がリターンを保証しているのと中小企業がリターンを保証しているのでは安全度は異なります。そして預貯金にも言えることですが、一定のリターンが約束されていてもインフレでお金の価値が目減りしてしまうリスクを潜在的に抱えています。

そして金。金は昔から価値を持ち続けている金属なので安全資産に分類されることがあります。しかし実は価格変動は激しく、1980年から2000年にかけては5分の1に価格が落ちていますし、2000年から2018年にかけては4倍ほどに価格が上昇しています。株式市場とは相関性が低いので、値動きが特徴的な一つの資産として保有するのは良いでしょう。現物があるのも魅力の一つです。

リスクを取るのも大切


このように安全資産と呼ばれるものにも特徴があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。そして、どの資産も絶対的に安全であるというのは言い切れないことも同時に知っていただきたいと思います。景気の変動やインフレなどで安全資産といえども価値が目減りしたり、お金が減ってしまうことは十分あり得るということです。むしろ適切なリスクを取り、投資を実行していった方が過去の歴史を見ていく限りお金を守ることには成功しやすいと考えられます。

安全資産にこだわるのではなく、自身が取れるリスクの範囲を知り、うまくお金をマネジメントしていくことが大切なのではないでしょうか。ぜひそんなことを意識していっていただければと思います。

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