株式会社AWARDです。
みなさんは世界の株式市場の規模をご存知でしょうか。日本の株式市場の規模などについても知っておくと投資する上での参考になるのではと思います。本日は世界の国々の株式市場の規模を上位の5か国ほどピックアップしてご紹介したいと思います。
上位の5か国とその規模は
さて、今回ご紹介するのは『浮動株調整後の株式時価総額 (米ドルベース)』となります。こちらの意味としては、創業者が保有している株などの一般投資家が売買できない株は含めない時価総額、ということになります。つまり市場に出回らない株式を除いて考えてある、ということですね。では早速ランキングを2018年9月を基準にして見ていきましょう。
1位 米国 25.6兆ドル
2位 日本 4兆ドル
3位 英国 2.7兆ドル
4位 フランス 1.6兆ドル
5位 中国 1.5兆ドル
となります。どのような感想をお持ちになるでしょうか。とにかく米国の規模が目立ちますね。ちなみにGDPのランキングを見ると、米国、中国、日本、ドイツ、英国の順になります。浮動株調整後の株式時価総額でみると2位以下のランキングが大きく入れ替わるのも面白いところです。
中国の株式市場は失速気味
ちなみに上記のランキングで5位となっている中国ですが、単純な株式市場の時価総額であればつい最近まで2位の地位はキープしていました。しかし、そちらも8月に日本に抜かれ3位に落ちています。原因は人民元の下落と株式市場の下落です。米国の利上げに加え、米国との貿易戦争で中国の人民元も株式市場も大きく下落したため、ランキングは入れ替わってしまっています。
株式市場というのは単純に経済の規模の順にはなっていないというのは面白いところです。ちなみに圧倒的な規模を誇る米国の世界全体に占める時価総額のシェアは54.2%と過半数となっています。世界全体の株式市場の半分以上が米国に集中しているということですね。
世界を見る理由
さて、今回このようなランキングをご紹介させていただいたのは、投資をする上で世界全体のことを見渡す、というのを意識していただけたらと思ったからです。多くの方が投資と聞いて最初に思い浮かべるのは日本株。確かに身近で取り組みやすい日本株への投資ですが、世界全体で見るとほんのわずかな市場しかないわけです。当然海外にまで目を向けた方が成長する国や企業に投資できる可能性は高まりそうですよね。
特に米国の市場には、米国企業だけでなく世界中の有望な企業が上場していたりします。また日本の証券会社を通して投資することも今では比較的容易になってきているため、すこし学べば投資対象とすることも難しくないのではと思います。ぜひ投資の世界でも視野を広げることを意識してみてはいかがでしょうか。