ソフトバンク12月上場
2018.10.17

株式会社AWARDです。

ソフトバンクが12月19日に上場する方向で調整中とのことです。すでにソフトバンクって上場しているんじゃないの?という方は株式市場に関心がある方かと思いますが、今回上場する予定なのは、ソフトバンクグループの子会社に位置するソフトバンクになります。この上場の狙いについて考えてみましょう。

ソフトバンクグループの内訳


ソフトバンクグループの2017年度の売上高は9兆1588億円でした。その売上の構成比はこのようになっています。

【売上高構成比】
米スプリント:3兆6020億円 39.32%
国内通信:3兆2298億円 35.26%
ヤフー:8844億円 9.65%
その他:1兆4426億円 15.75%

私たちがイメージするソフトバンクグループというと、携帯電話が最も身近かと思いますが、実はその構成比は全体の売り上げから見ると3分の1ほどなのです。そして、今回上場の話が出ているのは正にその国内通信事業を担うソフトバンクということになります。

巨額の資金を調達


上場する最大の目的は資金調達とともに、ソフトバンクグループとソフトバンクをはっきりと分けることにあると考えられます。孫正義氏はグループ全体のシナジー効果を高める「群戦略」を思い描いていると言われ、決算発表会の場などでもその言葉をたびたび口にしています。それはソフトバンクグループが親会社となり、様々なトップ企業に出資をすることで、グループ全体が成長し続ける巨大なファンドと化すイメージかと思います。

実は国内の通信事業に関しては2017年度の売上高は前期比1.1%増ではあるものの、携帯電話サービスは減収となっています。格安スマホなどが市場に浸透したことで、通信事業の成長は困難になっているようです。ここで国内通信事業の株を放出することで、巨額な資金調達と、ふるわない通信事業がソフトバンクグループの顔になる状態からの脱却という2つの効果を同時に得ようとしているのではないでしょうか。

株価は上がるのか


今回のソフトバンクの上場においては、時価総額が7兆~8兆円、吸収金額は2兆5000億円とみられています。この規模ですと今年最大の上場案件となることは間違いないでしょう。大型株の上場時には上値は重たくなると言われていますが、どのような評価を市場から受けるのでしょうか。孫正義氏のビジョンに共感し、応援する投資家が多ければ株価は上昇していくのでしょう。

今年最大のIPO『ソフトバンク』に要注目です。

カテゴリーから記事を探す