日本株の展望
2018.9.21

株式会社AWARDです。

日経平均株価が23,000円を大きく抜けて24,000円が意識されてきました。ふだん長期投資という意味ではそれほど強くお勧めすることのない日本株ですが、なぜ現在上昇してきているかについて考えてみます。

日本株は割安か?


実は世界の株式の中で日本株は割安だということは理由として挙げられるかと思います。PER(株価収益率)という株式の割安・割高の目安とされる指標があるのですが、8月の世界各国の実績値を見てみると、

全世界:17.8
米国:23.8
日本:12.7

となっていました。ちなみにこちらは数値が小さければ小さいほど、株が割安であることを示します。PERは一株当たりの企業の利益を考えたときに、何年あれば株価分の利益を回収できるかという指標です。そのため、日本株は12.7年ほど保有していて今のままの利益が出続けた場合には、株価分の利益を生み出してくれるということになります。

年初来高値は


また2018年の年初に世界の株式は全体的に暴落しましたが、米国株は一足先に盛り返して高値更新を続けています。それに伴い、日本の株式市場でも年初来高値が意識されてきているのもあると思います。ちなみに日経平均株価の年初来高値は1月につけた24,129.34円です。

PERを基準としてみれば、年初来高値をつけた1月のときよりも、今の日本株は大分割安です。ちなみに1月の日経平均のPERは15~16の間くらいでしたが現在は13~14の間です。為替も1ドル=112円台と1月ごろの水準に戻ってきているため、今後でてくる半期の決算発表で年初来高値を更新していく可能性も十分にあるのではないでしょうか。

世界経済の懸念も緩和


また株価の上値を押さえつけていたリスクもすこし低減しているようです。トルコを中心とした新興国の通貨懸念に関しても、トルコが政策金利を引き上げたことで一定の落ち着きを見せています。また米国と中国の貿易戦争に関しても、ひとまず両国の対応が定まり、年内の通商協定の合意があるかどうかで結論が先延ばしにされた感があります。このあたりが株価にもプラスに働いていそうですね。

自民党の総裁選でも安倍首相が3選を果たしましたので、日本の経済政策にも大きな変化はなく、過去の経済政策の結論を見届けていく数年になります。株式投資をしている方にとって2018年に入ってからは難しい相場が続いていましたが、ここからの上昇余地はまだあるのではないでしょうか。

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