日本株 見通し【相場報告】
2016.3.6

株式会社AWARDです。3月に入ってからの日経平均株価は17000円台を回復し、2月の大荒れ相場から 日本株 もやや持ち直す気配を見せてきました。海外経済への懸念、欧州金融機関の信用不安が薄れたことにより、日本株も落ち着きを取り戻しつつあります。

次の回復に向けたポイントは為替レートの動きでしょうか。リスク回避での円買いが進んだことにより、多くの企業の想定していた為替レートよりも円が高くなっています。2015年度の大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=119円40銭ですが、現在1ドル=113~114円ほどの水準で留まっており5%程度円高の状況と言えます。この水準が継続するようだと将来的に企業業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

2月末に行われたG20での声明も市場を安定させるのに効果があったようですが、3月4日に出てきた2月の米国雇用統計も市場に好感を与えています。景気の動向を最も反映すると言われる非農業部門の就業者数は、前の月から19万5000人程度の増加が見込まれていましたが、市場予想を大きく上回り24万2000人増えていたことが発表されました。世界経済が揺らぐ中で米国経済も低迷しつつあるのではないかという市場の不安をある程度拭うことができたと言えます。

今後の見通しですが、3月は株価に影響を与えるイベントが続いていきます。今のところわたしが注目しているのは、

3月10日 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
3月11日 先物・オプション清算日
3月14日、15日 日銀金融政策決定会合
3月15日、16日 米連邦公開市場委員会(FOMC)

ECBでは1月時点で3月の緩和を示唆するような発言がありましたし、日銀もマイナス金利に続く政策手段を検討する可能性があります。FOMCでは12月に続く利上げを行う可能性があり、こちらも油断できないところです。最近の市場の状況を考えると利上げは見送りされるだろうというのが市場で多い意見となっています。

また3月11日は先物オプションの清算日があり、これに絡めて株価の暴落があるのではという見方をしている著名投資家がいらっしゃいました。今週末の金曜日になりますが、仕掛け的な株価の動きにも注意は必要でしょう。原油や人民元の動きなど不透明感も残る市場をどう読み解くかが3月のポイントと言えます。

カテゴリーから記事を探す