2月 の市場 まとめ 【相場】
2016.2.29

株式会社AWARDの渡邉です。 2月 も終わりということで、1ヶ月間の日本の株式市場の振り返りを行いたいと思います。

2016年の2月は1月に続いて荒れた相場となりました。2月1日の日経平均株価の高値が17865円23銭だったのに対して、12日の安値は14865円77銭と、実に3000円もの幅を記録した月となりました。以前のコラムでも書かせて頂きましたが、2015年12月から2016年2月までの3ヵ月間を取り出してみると、最高値と最安値で見た下落率はリーマンショック、バブル崩壊に続く水準でした。今月は日米欧の中央銀行による政策発表等がなかったこともあり、最安値から反発して16000円付近まで上昇した後はそのまま揉み合うような展開となりました。

株価が低迷する中で注目イベントとされていたのが、2月27-28日に行われたG20財務相中央銀行総裁会議でした。ここでは『経済成長押し上げのために金融、財政、構造改革を総動員する』旨の共同声明が発表されましたが、29日の株式市場では若干の上昇はありましたが大きな影響を与えるまでには至りませんでした。各国の具体的な政策がそれぞれの国から発表されるのを待つ形となっています。

3月には日米欧の金融政策が発表される可能性があります。

3月10日 ECB(欧州中央銀行)理事会
3月14-15日 日銀金融政策決定会合
3月15-16日 FOMC(米連邦公開市場委員会)

と2月にはひとつもなかった日米欧の主要な金融関連会議・委員会が予定されています。G20の声明内容も踏まえた上で、これらのイベントで発表される政策内容、金利等が市場に安心感を与えることができるかが一つのポイントになるでしょう。

さて、もう一つ気になる点としては3月第2金曜日に、株価指数先物や上場株価指数オプションの清算に使われるSQ(特別清算指数)が決定するメジャーSQがあります。今回は3月11日にあたりますね。ここ数カ月間荒れた相場が続いていたこともあり、様々な思惑が入り乱れた取引が3月11日の数日前からありそうです。この影響で経済状況等に関係なく大きく相場が上下する場面もあり得ますので注意しておきましょう。

原油安、円高、海外情勢は引き続き日本の市場にとっても波乱要因ですので世界にも目を向けながら経済情勢の把握ができると良いのではないでしょうか。

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