1月の市場 まとめ 【相場】
2016.1.31

株式会社AWARDの渡邉です。1月最終日ということで本日は 1月の市場 のまとめを書いていきます。

1月4日は日本の市場が始まり大発会でしたが、過去の大発会の中では類を見ないほどの下げ相場から始まりました。先物市場では過去最高の下げ幅だったそうです。要因となったのは主に2つ

中国市場の暴落
原油価格の下落

です。中国の経済状況が予想よりも悪化しているのではないか、ということで世界中の市場が弱気ムードになりました。中国の経済状況が悪化する=世界の経済の推進力がなくなる、と考えられたということですね。最近は米国の雇用統計よりも中国のPMI指数(製造業の景気指数です)の方が市場に大きい影響を与えているように感じます。また元々供給過剰で価格が低迷していた原油価格は、世界経済が減速するという予想と在庫の増加によりさらに下がっていきました。これによって財務状況が不安定な原油関連企業の倒産連鎖などが起きるのではないか、ということでさらに株価が下がっていきました。このような要因が重なり合い日経平均株価は4日から12日まで6日間連続の下げという戦後の最高記録を更新しました。

このような連続の相場の下げもあり、世界の株式市場はパニック状況になりかけました。1月20日には、なんと前回の日本銀行による追加緩和が決定した2014年10月31日以来の安値を記録しました。そして1月21日には16,017円26銭という値の1月安値をつけ、危なく16,000円というラインを割り込むところまで来てしまいました。昨年の12月2日には日経平均株価は20,000円を超えていたので、およそ1ヶ月半の期間で4,000円も下がってしまったことになります。単純に日本株を平均的に購入していた方は20%も持っている株の価値が下がってしまったことになります。

そして1月21日にECBのドラギ総裁が3月に金融政策スタンスを見直す考えを示し、追加緩和を匂わせました。すると市場は若干安心感を取り戻し、ひたすら下落し続ける相場は止まる様子を示しました。そして27のFOMC(米国連邦公開市場委員会)、29日の日銀の金融政策決定会合と続きます。

FOMCでは12月に利上げを決定したばかりなのもあり、今後の利上げに関してやや柔らかい印象を与える声明が発表されましたが市場に大きな影響は与えませんでした。そして迎えたのが日銀の金融政策決定会合です。アナリストの予想では、ここでの追加緩和はない、というのが8割以上だったのですが、日本初のマイナス金利による追加緩和が決定されることになりました。この影響で29日の市場は乱高下をしていましたが、最終的には不動産や自動車業を中心に大きく上昇しました。マイナス金利の導入により、不動産ローンの金利がさらに下がり不動産市況が活性化する可能性、円安で自動車業(輸出業)の利益が増加する可能性が高いということを見越しての上昇になります。この日本のマイナス金利による追加緩和は海外でも概ね好意的に受け止められたようで米国等の株価も上昇しています。

来月以降注目していきたいポイントをいくつか挙げるとすると、

マイナス金利が市場へ与える影響
原油価格が底を打つか
円安ドル高がどこまでいくか

の3つでしょうか。不安定な状況の相場はまだ継続していると言えます。上記に挙げたようなことに注目しながら今後の世界の流れを見ていきましょう。

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