ECB をきっかけに世界の株価が反発【相場報告】
2016.1.22

株式会社AWARDの渡邉亮です。
本日は株式市場が盛り上がりましたね。1日での上げ幅は941円27銭で1日で1000円近い上げとなりました。また東証1部の上昇銘柄数は1920に達したのに対し、下落したのはわずか8銘柄。この下落銘柄の少なさは1994年1月31日の3銘柄以来だそうです。実に12年ぶりの事だったということになりますね。なにかと記録的な相場が多い1月ですが、今年1年はこういったことが続いていくかもしれません。

この上昇のきっかけは昨日もコラムで取り上げさせて頂いた ECB でした。ECBのドラギ総裁が21日の委員会の金利据え置き決定後の会合で、3月に政策を再検討するのに加え『政策手段に制限がないこと』を改めて発信しました。昨年の12月にも金融緩和として利下げを実施していますが、3月の会合で追加の緩和策を取る可能性があることを匂わせています。

ドラギ総裁の発言をきっかけに、世界の市場がやや上向きに変わりました。原油の価格は上昇し、本日はドル円の為替レートも1ドル116円台から118円台まで戻しています。日本以外のアジア圏でもかなり株価の上昇が見られました。世界経済がパニック局面に入っていたのが、ドラギ総裁の発言により落ち着きを取り戻したと言えるでしょう。これに続いてFOMC、日銀というアメリカ、日本からも市場に対するメッセージが発信されていけば市場はさらに落ち着いていくのではないでしょうか。なおFOMCは1月28日に、日銀の発表は1月29日に予定されています。何か世界に向けての新たなメッセージが出てくるかもしれません。

本日の相場は下げ過ぎた株価が様子を見ながら上昇してきたという色が強いですが、今後の世界のマーケットリーダーたちがどう動いていくかによってまた新たな流れが生み出されていきます。まだまだ中国の経済状況の改善・原油の供給過剰の是正等の抜本的な問題解決はされていないので油断できない状況ですので、世界の様々なニュースに注目していきたいところです。

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