【 投資信託 】 アクティブ・ファンド とは【資産運用】

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。
昨日は「パッシブ・ファンド」について主に書かせて頂きました。本日は「 アクティブ・ファンド 」の運用手法について解説を行っていきます。

さて「アクティブ・ファンド」は積極的・活動的な 投資信託 ということで、ファンドマネージャーという運用責任者の手によって市場平均を上回る成績を出すことを目的としています。その運用手法は非常に多様です。

代表的なものとしては、グロース・ファンドという将来的に成長すると思われる会社の株へ投資を行うものや、バリュー・ファンドという割安だと思われる会社の株に投資を行うもの等があります。また投資する株の銘柄を医療、不動産など特定の業種に絞っているセクター・ファンドと呼ばれるものなども見かけますね。

「パッシブ・ファンド」と比較した際の「アクティブ・ファンド」のメリットとしては、当然のことながらファンドマネージャーの腕次第で市場平均を超える運用益を得られる可能性がある点でしょう。そのため、腕の良いファンドマネージャーは非常に大きな報酬を企業から得ています。海外の有名なファンドマネージャーの中には、年間に1000億円以上報酬を得ている方もいらっしゃるそうです。その分、成績を出せなかった場合にはすぐにクビになることもあり実績が全ての職業でもあります。

さて、ではデメリットは何かと言えば、やはり信託報酬と呼ばれる手数料の高さでしょう。「パッシブ・ファンド」に比べてマンパワーが必要な「アクティブ・ファンド」は手数料が高くなりがちです。「パッシブ・ファンド」では年間の信託報酬が0.5%を下回るものも珍しくないのですが、「アクティブ・ファンド」は年間1%以上のものがほとんどです。高いものでは3%程度のものもあります。銀行の金利が0.02%という現在の状況を考えると、ただ投資信託を持つだけで1%を上回るコストがかかってくるのは、かなり運用成績が良くないと厳しいですよね。つまり、高い信託報酬を上回るだけの運用パフォーマンスが「アクティブ・ファンド」には求められるということになるでしょう。

さて、昨日今日と「パッシブ・ファンド」と「アクティブ・ファンド」について紹介してきました。それでは結局どちらの方が私たちの資産を増やすのに有利な投資信託なのでしょうか。次回はどちらを選ぶべきかデータも交えつつ紹介していきます。


執筆者:渡邉亮

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