【 株式 】市場の始まり『大発会』とは【資産運用】

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。
1月3日の日曜日ということで、明日から仕事初めの方も多いのではないでしょうか。ニュースでUターンラッシュにより高速道路がとても混んでる様子を目にしました。

さて、明日は1月4日の月曜日ということで日本の 株式 市場も始動します。そして日本の証券取引所の取引開始日には、大発会(だいはっかい)という特別な呼び名があります。特別なイベント感のある呼び名ですが、実際にいくつか恒例で行われるイベントがあります。

今年の大発会は2016年(平成28年)1月4日(月)
前場「AM 9:00~11:30」 後場「PM12:30~15:00」

野村証券・大和証券といった店頭証券を利用している場合でも、SBI証券・マネックス証券といったネット証券を利用している場合でも大発会の日程・取引時間は同じです。ちなみに2009年(平成21年)までは午前中の前場で当日の株取引は終了となり、後場は休場となっていました。2010年からは東京証券取引所へと新しいシステムが導入され、後場も通常通りの取引をすることになったそうです。

この大発会では、証券取引所に若い女性が艶やかな晴れ着姿で現れます。こちらは証券取引所の社員さん、証券会社の方、取引所を訪れた一般の方などだそうです。市場が始まる日に取引所へと着物姿の女性の姿があるというのも日本的で粋ですよね。

また、大発会では各界の方が招かれて、手締め(手拍子)を行うのも恒例行事となっています。昨年の大発会では、麻生副総理兼金融担当大臣もいらしていました。

そして大発会は、日経平均株価が上昇することが多いというのも有名な話です。これは新年のお祝いムードでご祝儀相場となる事や、年末にポジションを手仕舞いした投資家が株を買い戻すためと言われています。大発会の日には、過去20年で7回しか日経平均株価が下がったことはないそうですよ。こんなことも知ったうえでニュースを眺めてみるのも面白いかもしれません。

先日の『クリスマス相場』というテーマでも書きましたが、例年1、12月というのは特徴的な値動きをする月になります。大発会は、2016年の日本経済始動の日ですので普段よりニュースに着目してみるのも良いのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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