共済と生命保険【違い】
2016.10.7

株式会社AWARDの渡邉です。皆さんは共済と保険の違いをご存知ですか?全労済が扱うこくみん共済、JA(農協)が扱うJA共済、日本コープ共済生活協同組合連合会が扱うコープ共済、各都道府県単位で加入する都民共済・県民共済・道民共済・府民共済など、一口に共済と言ってもたくさんの制度があります。

一番大きな共済は、全労済が運営するこくみん共済でなんと加入件数は3,442万件もあるそうです。またコープ共済は740万件、JA共済は1,900万件だそうですから、日本国民の2人に1人は何らかの共済に加入していることになる件数になりますね。さて共済というと生命保険と似ている保障制度ですが、違いをしっかり知っている方は少ないのではないでしょうか。ここでは生命保険と共済保険を比較してみます。

まず、生命保険と共済保険では督官庁が異なります。それぞれの監督庁は、

生命保険・・・金融庁
JA共済・・・農林水産省
全労済,県民共済・・・厚生労働省

となっており根拠になる法律も実は異なっているんですね。制度上の最大の違いは「生命保険は営利事業」、「共済保険は共済事業」という非営利事業にカテゴリされていることです。また生命保険には原則として誰でも加入することが可能です。一方、共済保険は原則としてある特定の条件を満たした方を対象とした保障制度で、特定の地域に住む人・特定の職業に就く人が加入できます。

共済のメリットは掛金の安さでしょう。共済制度は「相互扶助の精神に則った組合員の助け合い」で成り立つ非営利事業のため掛金は安く設定されています。これに対してデメリットは細やかなカスタマイズができないところでしょう。共済の多くが年齢や性別など一定の人たちをまとめて掛金を設定しているため、若い人には割高、年齢の高い人には割安ということになります。若い方ほど早くカスタマイズした生命保険を作った方がお得なこともあります。

共済保険は非営利事業ですので毎年決算後、余ったお金を共済保険加入者に還元する「割戻金」があります。払っていたお金が戻ってくるので喜ばれる方も多いようです。まとめると、共済の特徴は、

・金融庁管轄外の非営利事業
掛金が安い
若い人には割高
割戻金がある
・細やかなカスタマイズは不可

といったところになるでしょうか。全てを共済でまかなうのは難しいのですが、生命保険と組み合わせて賢く利用できると良いですね。

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