株式会社AWARDの渡邉です。
生命保険の営業の方から、『貯金は三角 保険は四角』といった言葉を聞いたことはないでしょうか。本日は、この営業トークの中身と、その真実をお伝えしていきたいと思います。
1.貯金は三角
2.保険は四角
3.本当にこの図は正しいの?
といった流れでご紹介させていただきます。
1.貯金は三角
貯金は三角と言われる由来は、月々3万の貯金をしていった時に自分の口座の残高がどのように増えていくかを考えてみると分かりやすいかと思います。月々3万円ですから年に36万円、10年で360万円、20年で720万円、30年で1080万円が貯まっていきます。年月を追って少しずつ増えていくので、時間とお金の貯まり方を図にすると三角形になるのです。これを表すのが貯金は三角という言葉です。
2.保険は四角
これに対して保険は、月々3万円ほど支払うと年齢や期間にもよりますが、最初から生命保険を1000万円くらいはつけることができます。10年後も20年後もその金額は1000万円のまま変わりません。そして数十年後に支払った額とほぼ同様の満期保険金を受け取れるとしましょう。
この時間と保障の関係を図にすると四角形になるのです。わかり易く図にしたサイトがあったので、下記にリンクを貼っておきますね。
3.本当にこの図は正しいの?
さて、貯金は三角、保険は四角の図だけをみると、貯金よりも保険を選択した方が良いのではないかと考える方は多いと思います。
しかし、ここで冷静になって考えて頂きたいのは、この図が実は違うものを比較しているということです。貯金は時間とお金の貯まり方を図にしたものになりますが、保険は時間と保障の関係を図にしたものになります。
保険と貯金、それぞれ貯まっているお金の額で図を作ると、保険は貯まり方が貯金より緩やかであり歪んだ三角形になってしまいます。保険のお金の貯まり方はゆっくりで、満期を迎えるまでのお金の貯まり方は貯金に負けがちなのです。
保険の弱点は短期間で解約すると減ってしまうという点にあります。この図を紹介された時には、それを頭に入れておくと良いかと思います。
貯金は三角 保険は四角、一見正しいように見えますが、違うものを比べている話なのはしっかり理解しておきましょう。