生命保険の最適化【3】

保険

株式会社AWARDの渡邉です。

前回、前々回に続けて、生命保険の最適化のお話しとなります。

生命保険の最適化【1】

生命保険の最適化【2】

第1回として必要な保障額についてご紹介し、第2回として万が一の際にあてになるお金についてのお話しをしました。詳しくはリンクから内容をご覧ください。

今回は【1】【2】で書いた内容をもとに、生命保険を最適化する方法をご紹介していきます。

必要額と貰える額の差額を算出する


生命保険の最適化をおこなうためには、必要保障額から万が一の際にもらえるお金の差額を出してみると良いでしょう。

万が一の際にすぐに必要になるお金と、月々必要になるお金を計算して、それぞれに合う保険を組み立てていきます。

そのためには、保険の種類としてどのようなものがあるかも押さえておくことが必要です。終身保険、定期保険、収入保障保険の3つを組み合わせると、万が一の保証として必要十分な備えができるかと思います。

生命保険の種類


この3つの保険について簡単に解説すると、

終身保険…保障が一生続く。お金が貯まる機能もついているので、月々の掛け金は高め。

定期保険…定めた期間の間、保障が続く。掛け捨ての保険であり、月々の掛け金は安め。

収入保障保険…万が一の際に、月々の収入として家族にお金をのこせる。月々の掛け金はかなり安い。

といった形になります。

期間を定めて保障を作りたい場合には、定期保険や収入保障が小さい掛け金で大きな保障を作れます。万が一の際の子育て資金の対策や、経営者の方の借入金対策などではこの2つの保険が活躍します。

一方で死亡時に必ずかかるお金の保障には、終身保険が向いています。葬儀代の備えや、相続対策では終身保険が活躍します。

特に相続対策においては、

・特定の方に上手く資産をのこす

・相続税を支払うための資金を作る

という2点において、他の金融商品にない役割を果たせます。自宅を含む不動産が資産の大部分を占める方や、中小企業のオーナーの方で資産の多くが自社株の方などは、終身保険を利用して相続時の対策をするのが有効な場合が多いです。

まとめ


3回に渡って生命保険の最適化のお話しを書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。自身に最適化した保険に入るには、けっこうプロセスを経なければいけないのがお分かりいただけたかと思います。

最近はネットなどでも安く保険に加入することができる時代ですが、保険を最適化できている方は意外と少ないように思います。自分でも加入している意味を明確に話せない保険に多数加入してらっしゃる方もいれば、お子さんがまだ小さいにも関わらず保障を用意していない方もいらっしゃいます。

保険は上手に使えば自分や周りを守るのに役立ちます。ぜひ3回の内容を見返してみて、保険の最適化に取り組んでみてください。自分だけでは難しい、という場合にはぜひプロの力も借りてみてくださいね。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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