生命保険料控除とは?
2021.5.7

株式会社AWARDの渡邉です。

生命保険料控除と言えば、年末調整や確定申告で多くの方が申請する控除かと思います。保険に加入していることで活用できるこちらの制度ですが、最大の控除額など皆さんはご存じでしょうか。

本日は生命保険料控除の内容について簡単に解説させていただきます。

最大の控除額は?


生命保険料控除で控除ができる金額は最大で、

所得税…120,000円

住民税…70,000円

となっています。所得税と住民税で最大の控除額が違うのは、医療費控除などとは異なるところですね。例えば所得税率20%、住民税10%の税率の方がいらっしゃった場合、生命保険料控除が最大限活用できた場合で、

120,000円×20%+70,000円×10%
=31,000円

ほどの税金が安くなるイメージとなります。

最大限控除を活用するには?


生命保険料控除を最大現活用するためには、生命保険に上手に加入することが必要です。生命保険料控除には『新制度』と『旧制度』があるのですが、2012(平成24)年1月1日以降に結んだ契約は『新制度』になるので、その内容をご紹介させていただきます。

新制度では生命保険料控除は「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」「介護医療保険料控除」の3つに分けられます。それぞれが適用される保険は、

一般生命保険料控除…生存または死亡に基因して一定額の保険金、その他給付金を支払うことを約する部分に係る保険料

個人年金保険料控除…個人年金保険料税制適格特約の付加された個人年金保険契約等に係る保険料

介護医療保険料控除…入院・通院等にともなう給付部分に係る保険料

となります。加入する保険がどの控除の対象になるかは、保険会社の方に確認してみましょう。

控除の対象となる金額は支払っている保険料によっても変わってきます。「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」「介護医療保険料控除」それぞれで最大の控除額を受けることができるのは、

所得税の場合…年間80,000円以上

住民税の場合…年間56,000円以上

となります。年間でこの金額以上を支払っている場合にそれぞれの控除で所得税で40,000円、住民税で28,000円の控除を受けることができ、3つの控除を合計した適用限度額は所得税120,000円・住民税70,000円となります。住民税は単純に3倍ではなく70,000円が限度額です。

お得に保険に加入できるイメージ


最大の控除額を受ける場合、「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」「介護医療保険料控除」それぞれの適用になる保険に年間80,000円以上の保険料を支払っている状態だと良い、ということですね。

先ほど出した事例のように税金が31,000円安くなるような方の場合、年間240,000円分支払っている保険料が209,000円で済むようなイメージでしょうか。お金が貯まるような保険であれば、制度を活用することで預金よりお得にお金を貯めることができる場合もあります。

いかがでしたでしょうか。折角の制度ですから、上手に活用できると良いですよね。ただし、保険はあくまでも保障が最優先ですから、生命保険料控除のことはおまけ程度に考えて本当に必要なものに加入するようにしてみてください。


執筆者:渡邉亮

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