保険の予定利率とは?
2020.12.15

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんは保険に入るときに、こちらの予定利率は〇%となっています、という話を聞いたことがありますか?この予定利率というのは、お金が増える利率と思いきや、実はそうではありません。

本日は保険の予定利率についての真実についてご案内させていただきます。

そもそも予定利率とは?


保険に入ると、万が一のときには大きなお金(保険金)が保険会社から支払われますよね。この支払いを行うために生命保険会社は、契約者から集めた生命保険料を積み立てておき、将来保険金を支払うために備えています。このお金を「責任準備金」といいます。

生命保険会社は、責任準備金を資産運用することで契約者に有利になるように増やしています。「予定利率」とは生命保険の契約者に約束する運用の利回りのことです。運用は株式、債券、不動産などさまざまな方法で行われています。

予定利率で運用されるのは?


さて、ここまでの説明ですと、自分が支払った保険料はすべて予定利率で運用されて備えられているかのように感じるかもしれません。しかし、実際にはそうではなく、予定利率で運用されるのは責任準備金という積み立てられたお金のみとなります。

支払われた保険料と責任準備金との差額は、保険会社の事業に使われる部分です。この部分から保険営業マンに対するコミッションなども支払われているわけですね。保険料から事業に使われるお金が引かれた部分というのが、責任準備金となり、実際に予定利率で運用されることになります。

予定利率と実質利率の差


最近外貨建ての保険で予定利率1.5%の個人年金保険を提案された方のご相談に乗らせていただきました。その方は1.5%ずつ外貨建てでお金が増えると思ってらっしゃいましたが、実質利率を計算してみたところ0.8%ほどに過ぎませんでした。差額の0.7%の部分は保険会社の収益源になるわけです。

予定利率に関しては誤解している方が多い部分でもあります。場合によっては保険会社の営業マンの方でも正確に理解していないケースが見られます。自衛のためにも、予定利率は実質利率ではない!ということは頭の片隅に置いておいていただければと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

カテゴリーから記事を探す