保険の継続率
2020.10.21

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんの中で貯蓄型の生命保険に入っている方は決して少なくはないかと思います。学資保険、養老保険、変額保険、終身保険、個人年金保険と言われるような保険は基本的にお金が貯まるタイプの保険となります。

説明を受け納得した上でこうした保険には加入してらっしゃると思うのですが、一点契約時や契約後に気をつけたい点があります。

その保険、続けられますか?


昨日ある保険会社さんから会社の今年の状況などを書いてある冊子が届きました。その中に書いてある数字には、保険の継続率が、

1年で約95%

2年で約90%

であることが書いてありました。継続率とは、保険契約が締結された後、契約がどれだけ有効に継続しているかの割合のことです。どうやら納得した上で保険に加入したとしても、10%程度の方は2年間ほどで保険をやめてしまうようです。

この数字を元に仮に2年間ごとに10%の方が保険をやめてしまうとしましょう。すると、10年間以内に契約した保険をやめてしまう方の割合は、

90%^5=59%

となります。つまり40%超の方が、契約した生命保険を10年以内に解約してしまうということになります。

解約控除、解約手数料


さて、こうして途中で解約された貯蓄型の保険は、契約者へと経済的な損失を与えます。近年の低金利下の影響を受け、ほとんどの貯蓄型の保険は解約返戻金の立ち上がりに時間を要します。10年以内に解約返戻金が100%を超えるものはほとんど存在しないでしょう。

また変額保険などの場合は10年以内ですと解約控除として手数料を追加でとることを明記してある商品もあります。短期での解約が一定数あることは保険会社側としては把握しているため、その場合でも損失が出ないように契約者から手数料を取る商品設計にしてある、ということですね。

契約時には継続できるか検討を


貯蓄型の保険を契約する際には、こうした解約時のペナルティーのことも頭に入れ、慎重に検討なさることをお勧めいたします。銀行の預金や国債、投資信託などでしたら解約時の手数料はゼロ、もしくはほとんどかかりませんが、保険の場合は違います。

短期の解約によって大きな損失を出さないで済むように、ぜひ意識してみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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