日本初の後払い保険
2020.3.6

株式会社AWARDです。

以前こちらのコラムでも取り上げましたが、海外では支払われた保険金の総額を後から加入者で割って保険料を支払うという後払い型の保険が広まってきています。特に中国のアリババが作った後払い型の保険は、たったの1年間で1億人を超える加入者を集め大人気になりました。

そんな後払い型の保険がついに日本でも誕生し、販売がスタートしています。

後払い型の保険を作ったのは?


今回日本初の後払い型の保険を作ったのは、保険テックのスタートアップであるjustInCaseです。こうした後払い型の保険のことをP2P保険と言ったりしますが、日本で販売されるのは初めてです。自社でももちろん販売はするようですが、パートナー企業をすでに揃えており、

アドバンスクリエイト
SBI日本少額短期保険
クラウドワークス
新生銀行
チューリッヒ少額短期保険
ディー・エヌ・エー
日本生命保険
LINE Financial

等と提携が決まっているそうです。なお、このうち数社はjustInCaseが昨年12月に発表した約10億円資金調達にも投資家として参加しています。

どんな内容の保険なのか?


今回justInCaseが販売開始した『わりかん保険』は、20〜74歳が加入できるがん保険となります。がんになった場合には一律で80万円が支払われます。

最大の特徴は透明性の高い手数料でしょう。従来の保険というのは手数料がどの程度含まれているのか、基本的には開示されていませんでした。

しかし、この後払い式の保険の場合は、何人の方に保険金が支払われて、それによっていくらの保険料が課されるかが分かります。その際には手数料をどのくらい保険会社が取るかも明示されるのです。

なお、20-39歳までの10,000人の方がが加入し、がんに罹患した方が2人の場合、支払う保険料は1人あたり229円になるとのことです。従来のがん保険と比べるとかなり格安に感じられるのではないでしょうか。

アリババの保険に比べると


しかし、アリババの保険と比べると、まだまだjustInCaseの取る手数料は割高なようです。加入者数が1億人を超えているアリババの保険と比べると酷かもしれませんが、加入者を増やすことは大きな課題と言えます。

加入者を増やすことができないと結局割高な保険になってしまったり、保険会社としても収益化できずに事業を継続できないことも考えられます。アリババと違ってjustInCaseはまだまだこれからのスタートアップ企業です。大手でないjustInCaseがどれだけ日本に後払い型の保険を広めることができるのか。注目していきたいと思います。

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