純保険料と付加保険料
2019.7.18

株式会社AWARDです。

保険というのは、特定の条件にあてはまったときにお金がもらえる金融商品です。多くの方が保険料を支払い、それを困った方に集中して渡すという相互扶助の考え方から生まれた素晴らしい商品でもあります。しかし、加入する際にはその仕組みについて、一度考えを巡らせたいところです。

純保険料と付加保険料


わたしたちが支払う保険料の内訳には、純保険料と付加保険料というものが含まれています。それぞれの意味を調べてみると、

純保険料…保険料のなかで、保険会社の経費となる「付加保険料」を除いた、将来の保険金支払いに充てられる部分のこと。

付加保険料…保険料のなかで、保険会社の経費となる部分のこと。

となります。つまり、実際に保険金の支払いに充てられるのは、純保険料の部分のみである、と考えれば良いわけです。付加保険料の部分は保険会社の経費にあたるため、契約者のもとに戻ってくるお金としては設定されてないのですね。これが、保険は金銭的にマイナスになる商品であると言われる所以でもあります。

付加保険料の割合は?


保険はかなり複雑な仕組みによって成り立っているため、投資信託などの金融商品と比較すると手数料にあたる付加保険料は高く設定されています。この割合を開示している保険会社はすくないのですが、ライフネット生命が独自の取り組みの一つとして付加保険料を公開しています。ライフネット生命の2018年4月2日時点での保険料の内訳表から抜粋してみると、30歳男性の1000万円の10年定期保険の月払いの場合で、

純保険料:667円

付加保険料:401円

保険料:1,068円

となっています。つまり、この保険の場合、保険料全体のうち62%程度しか実際の保障にはお金がまわっていないことになるのです。ライフネット生命の場合が極端に保険料が割高ということはありませんから、各社とも同じような割合での設定になっているかと思います。

それでも、万が一の際には月々1,068円を支払っていることで1,000万円の保険金がおりるのはありがたいことですよね。総合的には金銭的にマイナスだとしても、そのときの必要性に応じて加入するべきなのが保険であるということがなんとなく見えてくるのではないでしょうか。

本当に困ることのために活用する


生命保険会社も営利企業ですから、当然利益はあげなければなりません。このように利益が取れる仕組みとして保険を提供しているのは当たり前の話となります。だからこそ、私たちは保険の意味を正確に捉えて、必要な部分でのみ保険を活用するという意識を持つべきかと思います。

払う金額よりも受け取る金額が小さくなるのが、保険です。貯蓄性の商品についても仕組みは同様なのですが、また難しい話になるので違う回で書いてみたいと思います。

いつ、どういうタイミングで保険が必要かを考え、それに応じて保険へは加入するようにしてみてはいかがでしょうか。ただし、保険の仕組みは複雑ですので、考え方をあらためて整理したいといった場合にはお気軽にご相談いただければと思います。

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