平均入院日数は?
2019.6.18

株式会社AWARDです。

昨日は保険のことについて取り上げましたが、保険に入る上ではその保険で備えるリスクがそもそもどの程度あるのか、というのを考慮する必要があります。本日は厚生労働省の患者調査から、医療保険の価値などを考えてみましょう。

平成29年(2017)患者調査


厚生労働省が出している平成29年(2017)患者調査を見ると、最近の疾患や年齢別の入院日数を見ることができます。平成29年9月中の全国の退院患者について、在院日数の平均などが調査されているのですが、病院が30.6 日、一般診療所が12.9 日となっています。平均すると29.3日となっており、一度の入院で入院する期間は30日以下になっています。

傾向としては年々入院日数は短くなってきています。過去のデータを見てみると、

昭和62年:44.0日

平成14年:37.9日

となっていますので、30年前と比べると約15日ほど入院日数は短くなってきています。

年齢や疾患別の入院日数


ちなみに入院日数は高齢になればなるほど長くなる傾向があります。平成29年のデータで平均の日数を見てみると、

全体:29.3日

0~14歳:7.4日

15~34歳:11.1日

35~64歳:21.9日

65歳以上:37.6日

75歳以上:43.6日

となっています。入院時に高額なお金がかかることが多いのは高齢者になってからの方が多そうですね。35~64歳と65歳以上とでは平均入院日数に倍近くの差があります。

そして疾患によっても入院日数にはかなりの差があります。例えば、新生物<腫瘍>、循環器系の疾患、神経系の疾患 で比較してみると、

新生物<腫瘍>:16.1日

循環器系の疾患:38.1日

神経系の疾患:81.2日

といったようにかなりの開きが出てきます。新生物<腫瘍>というのは、基本的にはがんのことを指しますが、実は入院日数はかなり短い疾患になっています。

入院に備える保険の考え方


こうした事実をもとに考えると、入院日数は短期になってきている一方、高齢になった際や、疾患によっては入院は長期化して金銭的なリスクも大きいことが分かります。医療保険の多くが入院日数1日あたりで保険金が支給されることを考えると、どうしたケースに備えたいかによって加入するべきかは変わってきそうです。

入院が長期化しやすいのは高齢者になってからなので、高齢になった際にも保障が充実している医療保険に入るという選択肢もあるでしょうし、それまでに大きな資産を築いて長期の入院にも備えられる金銭的な余裕を持つということを考えておくのも良いでしょう。いずれにせよこうしたデータをもとに将来に備えるのは有効なのではないでしょうか。

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