個人年金保険のデメリット
2018.11.13

株式会社AWARDです。

将来の生活費を賄うためには年金だけでは足りないと思っている方は多いかと思います。実際、今現在でも年金だけでの生活では生活費に不足が出るというデータがありますし、今後年金の支給開始年齢はどんどん高くなり額も減っていくことが予想されています。

対策に個人年金保険は?


そんな中で年金の不足を補うための商品として、多くの方が加入しているのが個人年金保険になります。民間の生命保険会社が用意している商品であり、年金という名前がついている安心感もあり他の保険とセットで加入しているケースなどを良く見かけます。しかし、個人年金保険は本当に老後の対策としてふさわしいものなのでしょうか。

例えば、某保険会社のシミュレーションを使って下記の条件で試算してみました。

契約年齢:30歳 性別:男性 支払期間:35年 月払保険料:2万円

この条件ですと、払込保険料の累計は840万円、65歳時点から10年間毎年88.3万円がもらえることになりました。つまり35年間と年金を貰う10年間を合わせた45年間をかけて、840万円が883万円(88.3万円×10年間)になった、ということになります。銀行預金よりは若干ましな殖え方、と言えるでしょうか。

インフレに確実に負ける


ちなみに上記の例の受取率は105.2%でした。ここで考えたいのが日本のインフレ率です。実は過去の5年間ほどで日本の物価は年平均1%ほど上昇しています。つまり、お金の価値は年に1%ずつ減少しているのです。そして、今後の日本でも年1%ほどのインフレが続いていくという予想が、IMF(国際通貨基金)より出ています。

仮に1%のインフレ率のまま上記の年金保険を受け取り切るまでの45年間が経つと仮定すると、その頃のお金の価値は30%以上減っている計算になります。このような環境で45年間かけて105.2%額面が殖える商品に加入することにどのような意味があるのでしょうか?わたしはあまり意味を感じませんし、デフレの環境でしか資産保全として役に立たない商品なのではと思います。

過去にはお宝保険も


とはいえ、今から年金保険に加入するメリットがほぼないだけで、過去の利率が高い時に加入した年金保険であれば、インフレを上回る殖え方をするものも存在しています。そういった年金保険は今となってはお宝保険ですから、大事にしておくと良いでしょう。

もし自分の入っている年金保険は価値があるのだろうか?といった疑問をお持ちになった方は、お問い合わせなどからご質問いただくか、信頼できる保険の担当者の方にご相談いただければと思います。

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