銀行窓販 の保険手数料透明化へ【保険】
2016.3.20

株式会社AWARDの渡邉です。  銀行窓販 の保険商品の手数料の中身が、今年の秋から保険契約者に開示されることになるそうです。銀行窓販とは、銀行の窓口で紹介・販売されることです。これは非常に消費者にとって喜ばしいことであると感じます。

銀行や証券会社が最近は保険の販売にも力を入れているのをご存知ですか??理由の一つとして、保険商品の販売は手数料が多く取れて儲かるから、というものがあります。銀行窓販されている保険商品の中には過度に手数料が高いものがあるという批判もありますが、一般的には顧客の支払う金額のうち5~10%程度が銀行や証券会社に手数料として支払われているようです。マイナス金利時代に入り、国債運用や貸出によって利益を上げるのが難しくなっている銀行としては貴重な収益源なのは分かります。ただ、良く分からないまま銀行や証券会社を通して保険に加入することが顧客の不利益になるのであれば望ましくないですよね。

今回対象となる商品は資産運用を目的とする変額保険外貨建て保険です。これらは投資性の強い商品ということもあり、投資信託と同様に手数料を開示するように金融庁から求められ今回の動きとなったようです。以前にコラムで取り上げたこともありますが、変額保険では実際にお金が貯まっているのは支払う金額のうち70%程度だったりします。資産運用の一環として考えるのであれば手数料が開示されているのは本来の姿でしょう。

個人的には、全ての保険商品は手数料の不透明さが問題であると考えています。保険商品の場合、手数料の計算も複雑であるため明確に示すのは難しいかもしれません。しかし、自身が支払った金額のうちどの程度が保障の原資に充てられているかは開示されていても良いように思います。

透明性が高まれば商品同士の競争も激しくなり、顧客にとってより有利な商品も開発されていくでしょう。今回の手数料開示の動きはそういった意味で保険業界の発展にとって意義のあるものではないでしょうか。顧客の側としても、自身に必要な保障をしっかり考え、商品内容を吟味した上で保険に加入できるようにリテラシーを高めていきたいものですね。一生のうちで2番目に大きな買い物とも言われる保険。信頼できるアドバイザーを見つけるのも良し、自分で勉強して良い保険を選択できるようにするのも良し、失敗しない保険選びを心がけていきましょう。

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