マーチンゲールは必勝法?
2018.5.23

株式会社AWARDです。

海外のカジノなどにいくと、必勝法が話題になることがあります。そんな中で有名なマーチンゲールという方法があります。本日はこちらについて、投資との類似性も含めて解説してみたいと思います。

勝つまで倍掛けする手法


マーチンゲール法とは、簡単に言うと勝つまで倍賭けするという賭け方のことです。非常に単純な方法なのですが、一部の方の間では必勝法とまで言われています。本当に必勝法なのであれば誰もが採用するはずですが、実際はどうなのか考えてみたいと思います。

負けると0になり、勝つと掛け金が2倍になるギャンブルを想定してみましょう。勝率は1/2とします。そこで最初に1万円賭け、勝てば1万円の利益になります。負ければ次に倍の2万円を賭けます。2万円の時点で勝てば4万円返ってきますが、今までに賭けた金額は1+2=3万円なので+1万円になりそこで降ります。負ければ次に4万円を賭けます。今までの掛け金は1+2+4=7万円なのに対して次のリターンは8万円になります。つまり、このように勝つまで続ければ、必ず1万円勝てるという方法です。

実際にやってみると


この手法は計算にある通り、実際にやってみると高確率で勝つことはできます。1回でも勝てば利益が出るようになっているためです。しかし、この手法にはいくつか問題点があります。

・50%以上の確率で2倍になるギャンブルがないこと
・絶対に勝つには無限のお金が必要であること
・いつ勝っても利益は1万円に過ぎないこと

などです。基本的にカジノなどでは胴元が利益を取るため、50%以上の確率で2倍になるものはありません。そのため、マーチンゲール法では徐々に資金が削られていくことになります。また倍々に賭けていく手法であるため、連敗が続いた場合非常に多額の資金が必要になります。仮に9連敗した場合にいくらの資金が必要になるかというと、

1+2+4+8+16+32+64+128+256=511

1万円からスタートしたとしても511万円の資金が失われることになります。9連敗する確率は低いですが、連敗すればするほど膨大なお金が失われることになるため、破滅に向かう手法であると捉えることもできます。そしてここまでのリスクを取って9回目の賭けで勝ったとしても、トータルでの勝ちはたった1万円しか得られないのです。

負けを一度に取り返す意識が危険


マーチンゲールはそれまでの負けすべてを一度の勝負で取り返すという手法です。一度で取り返すために大きな金額を賭けることになるため、当然リスクは大きくなります。しかし、このような手法は投資の世界でもやりたくなる場面があると思います。例えばFXや株で負けた後に、それを取り戻そうと大きな金額を投資してしまった経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

負けを一度に取り返そうとするのが危険であることは、ギャンブルも投資も同じかと思います。長い目で見ると株式投資や債券投資は基本的にプラスになりますが、短期的な売買の視点で見るとその限りではありません。マーチンゲールの手法は投資でも利用したくなるかもしれませんが、危険なためお気をつけください。

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