フランス大統領選
2017.4.23

株式会社AWARDです。

本日はフランス大統領選の初回投票が行われます。現在は4人の候補者が世論調査で支持を分け合う大混戦となっています。この様相ですと過半数の票を取る候補はいなそうですが、誰も過半数を取れなければ上位2人で決選投票が行われます。

今回のフランス大統領選も昨年行われた英国の国民投票と同じように、今後のEUの未来を左右する選挙となります。代表的な4人の候補者の公約などを書き出してみると、

エマニュエル・マクロン氏
親EU。EU統合の推進を主張。

マリーヌ・ルペン氏
⇒極右政党・国民戦線。EU離脱の国民投票実施の意向。

フランソワ・フィヨン氏
中道右派。サルコジ元大統領等と同じ共和党。

ジャン=リュック・メランション市
左翼党の共同党首。EU批判派。

まず気になるのはEUとの関係です。4候補の中ではマクロン候補が最も親EU的となります。フィヨン候補も基本的には親EUと言えるでしょうが、国境の管理や対ロシアの関係においてはEUとは距離を置いた立場をとっています。

残りの2候補はEUに対して批判的な立場となります。メランション氏はEUの財政規律に特に反対しており、ルペン候補もEUに対して批判的な言動が多い候補となります。どちらの候補もEUの改革が実現しないのであれば、フランスがEUを離脱することを国民に問う国民投票を実施する可能性を示唆しています。

今回の大統領選の特徴としては、決選投票への進出が有力視される4候補のうち3候補が非主流派政党の出身というところでしょうか。選挙戦の争点も失業、治安、欧州統合など多岐に渡っており、投票直前でもどの候補を選ぶか決め兼ねている有権者も多いと言われています。

決戦投票までいった場合、マクロン氏が勝利する可能性が高いと言われていますが、昨年も英国民投票、米大統領選と事前のメディアの調査結果を裏切る結果が出たのは記憶に新しいところです。英国に続きフランスもEU離脱に向けた動きを加速させるとするならば、EUを取り巻く環境はまた不安定化してしまいます。

世界の注目も高いこの選挙。本日の投票結果は明日の未明には出るそうですのでニュースもチェックしてみてください。

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