シリアと北朝鮮
2017.4.10

株式会社AWARDです。先週末には世界を揺るがす米軍によるシリアへの攻撃が行われました。前オバマ政権のときからシリアのアサド政権に対する攻撃は検討をされてきましたが、トランプ政権になって外交スタンスが大きく変わったことを強く印象付けさせるものでした。

このシリアへの攻撃ですが、あえてトランプ大統領が今の時期に攻撃に踏み切ったのはもう一つの意味合いもあると考えられます。それが北朝鮮への牽制です。

6、7日はちょうど中国の習近平国家主席を米国に招いており、トランプ政権としては初となる米中首脳会談の真っ最中でした。中国といえば共産国でありロシアなどとも関係が深い国になります。シリア情勢に関しても本来はアサド政権を支持する立場をとっていました。

しかし今回の米軍の攻撃に関しては、理解を示す立場を習近平国家主席が会見にて明らかにしました。中国が他国の軍事行動を容認するのはとても珍しい事であり、米国との間で事前に密約が交わされていた可能性もあるでしょう。

そして中国と言えば、さらに関係が深いのは北朝鮮です。北朝鮮は米国による軍事的な圧力に反発しながら、弾道ミサイルや核兵器の開発を進めています。

今のところ北朝鮮の弾道ミサイルは米国までは届かないとされていますが、開発が進めば北朝鮮から米国まで届く弾道ミサイルが保有される可能性があります。そのような事態は米国も避けたいため圧力をかけ続けているわけです。

今回、あえて中国との首脳会談の最中にシリアに軍事攻撃を加えたのは、北朝鮮に対して警告を出す意味合いが非常に強かったと言えるでしょう。実際に米中首脳会談では、北朝鮮の核開発の阻止に向けた協力を強化することで合意が取り交わされたと発表されています。

北朝鮮は米軍によるシリア攻撃に対して猛反発していますが、米国もさらなる圧力としてシンガポールから北朝鮮に向けて海軍の空母を航行させていることがメディアより伝えられています。

にわかに活性化する各国の軍事事情。北朝鮮でなにか起きれば、最も影響を受けるのは隣国である韓国や日本となります。現在の情勢には気を配っていくべきでしょう。

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