米軍シリアへ攻撃
2017.4.8

株式会社AWARDです。昨日4月7日の午前中に世界を揺るがす出来事が起きました。米軍がシリアのアサド政権が所有する軍事施設をミサイルで攻撃したのです。日本時間の7日午前9時40分ごろ、巡航ミサイル59発をシリア中部の空軍基地に発射したと報道されています。

シリアで今なにが起きているのか。一般的な定義で言えば内戦と呼ぶべきものなのでしょうが、その状況は世界中の国を巻き込んで複雑化しています。2011年頃から続くこの争いは現在に渡っても継続しており、

政府であるアサド政権

反政府勢力

イスラム国家の樹立を目指す過激派組織であるIS

と3つの勢力が、それぞれ後ろに支持者を得て戦い続けています。この中で、ロシア・イランといった国はアサド政権を支持しており、米・英・トルコといった国々は反政府勢力を支持しています。それぞれを支持している国を見ると、未だに冷戦の頃の代理戦争のような様相を見せている国の1つというように感じられるかもしれません。

今回米国が攻撃に踏み切ったのは、アサド政権が反政府勢力に対してサリンなどの化学兵器を使用したため、とされています。真偽のほどは確かではありませんが、ロシアなどはアサド政権による化学兵器の使用は事実として確認されているわけではない、として批判の声を高めています。

米国では前オバマ政権のときにもシリアに対して攻撃を加えることを決断しようとしていました。ただし、その時には議会の承認を得られずに断念しています。トランプ大統領は議会の承認を得るプロセスを飛ばして攻撃を決断したということになりますので、世界が緊張化する恐れもあるでしょう。

世界を揺るがしたこの出来事ですが、当然のことながら株式市場にも大きな影響を与えました。米国のシリアへの攻撃が伝えられた際には、日経平均先物も急激に下落し一時期18,500円をつけました。その後、攻撃は継続されるものではないという報道により落ち着きを取り戻しています。

また、ここで怖いのが戦争はある種の株価を吊り上げることがあることです。軍事関連銘柄と呼ばれる株は、このような報道で上昇します。一例として、

細谷火工

などは昨日の出来事で株価がストップ高をつけました。自衛隊が使用する照明弾や発煙筒、救難信号筒などを作る会社となりますが、前日比で14.81%の上昇となっています。こういった現象は日本だけのものではなく、特に米国などでは、戦争が起きなければ業績が悪化するといった企業がたくさんあります。

シリアという中東のひとつの国に対して、様々な角度から介入しようとする各国。真の目的はどこにあるのか、そんなところまで想像してニュースを見てみると良いのではないでしょうか。

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