海外との金融格差
2017.2.25

株式会社AWARDです。昨日は友人に紹介されて、金融関係者が多く集まる食事会にて情報交換をさせて頂きました。その会では、最近カンブリア宮殿に出演なさった『ひふみ投信』のレオス・キャピタルワークス・藤野英人さんがいらしてお話をなさったこともあったそうです。昨日は士業の方を始め、銀座で10年間ファイナンシャルプランナーをしている方、新聞記者の方、マネー本やコミュニティー本の著者の方など、様々なお仕事をなさっている方などとお話をしてきました。

その中でも興味深かったのが、海外に居住する日本人向けに海外の保険や不動産の提案をすることを生業にしている方のお話でした。その方は香港、上海、米国、英国などに拠点を構えて、海外に住んでいる日本人向けに商品のコーディネートをしているそうです。社員の方は30名ほどいらっしゃるそうですが、ほとんどは元日本の金融機関で働いていた方々だったとのこと。日本の金融機関の商品だけを販売するのが嫌になって少しずつ海外に渡っていったそうです。

日本の金融機関の商品、特に保険、投信あたりに関しては私も日々思うところがあります。全く同じ名前の会社が出した商品でも、日本の金融庁管轄の商品になると海外のものに比べてお金の貯まり方が半分になるなんてことがザラにあるのです。また同じ保障額を得るのでも海外の商品と比べると日本の商品では支払う金額が倍になってしまうこともあります。

これは日本の資産運用の環境が良くないこと(日銀によるマイナス金利政策など)の影響もありますが、金融庁が日本の金融機関を保護しすぎてきたのも大きいように思います。海外の金融商品がダイレクトに日本市場に入ってしまうと、日本の金融機関の保険や投信は商品性で大きく見劣りしてしまうため、それらの会社を守るために金融庁が強い規制をかけてきました。しかし、これだけ情報が行き交う世界になっているわけですので、最終的には日本にも世界標準の金融が広まってくるのではないでしょうか。

最近は銀行窓販で商品性の悪い保険の販売に牽制をかけるなど、金融庁も消費者目線での政策を取りつつあります。トップダウンでも今後の金融業界が良くなっていくことを願いたいと思います。

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