トランプ氏当選後初会見
2017.1.12

株式会社AWARDの渡邉です。昨日はトヨタがトランプ氏のツイッターでの発言によって、米国重視の姿勢を強く打ち出していることを紹介させて頂きました。そして11日アメリカではトランプ氏の当選後初会見が行われました。その内容について今回は紹介させて頂きます。

トランプ氏が当選後の初会見で抱負として述べたのは、

「最も多くの雇用を作り出す大統領になる」

ということでした。これは大幅な法人税減税や公共事業の創出などの政策を打ち出すと見られているトランプ氏の過去の言動と一致するものになります。

また、米国外に工場を作る企業には高い関税をかけることをアピールし、各製造業を牽制する発言もありました。これは昨日紹介したトヨタに対するものと同じ趣旨の内容になります。実際トランプ氏の姿勢を受けて、過去数週間で自動車大手のフォード・モーターなどが米国での生産増強を決めています。

今回の会見では矛先が製薬業界に対して向いており、米国への薬の提供をしているのにほとんどを海外で生産している現状を批判しました。これに対しても各製薬会社がどう対応していくことになるのかが見物になります。

またトランプ氏は公約で、TPPへのからの離脱を掲げていましたが、全般的に現在の米国の通商協定を失敗だと断じる場面も会見の中で見られました。自由貿易協定が貿易の不均衡を生み、米国の利益を奪っているという考えのようです。

一連のトランプ氏の会見を受けて、日経平均先物は一時的にかなり下落する様子を見せました。日経平均先物は19500円台から19100円台へと400円ほど下落する動きがあり、為替も1ドル=114円台へ一度入った後に115円台へと持ち直しています。会見で出てきた製薬会社の株などが売られたことと、具体的な政策内容が会見であまり出てこなかったことで失望売りも出たようです。

しばらくは市場もトランプ氏の一挙手一投足に振り回される状態が続くかもしれませんね。トランプ氏は抱負通り米国の雇用を多く生み出すことができるのでしょうか。そして米国の政策によって私たち日本や世界の国々はどのような影響を受けるのでしょうか。ぜひ観察していきましょう。

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