ビットコイン取引過去最高へ【通貨】
2016.12.18

株式会社AWARDの渡邉です。11月のビットコイン取引量が過去最高になったそうです。11月の世界での売買高は円換算で15兆円超。立派な通貨のひとつとして存在感を放ち始めていると言えるかもしれません。

11月は世界中が米国大統領選で揺れ動いた月でした。ドル円の為替もたった1ヶ月の間に101円から114円まで約13円動くなど通貨間の取引も多い月だったのですが、暗号通貨の取引量もそれに伴い大きく拡大したようです。

ビットコインの取引の中心となっているのはどこの国かご存知ですか?それは『中国』です。現在取引量のうち9割は中国の方によって行われており、中国の投資家の動き次第でビットコインの価値も大きく変動する状態にあります。米国大統領選後は中国でもドル高人民元安が進んだため、資産の防衛のためにビットコインを買い進める動きが起きたと言えるでしょう。

ビットコインは自国通貨のインフレや資本規制に悩まされている国で特に人気があります。つまり通貨の価値が落ちている国、そして規制が強い国ということですね。資本規制の強いアルゼンチンで代替通貨として使用されたり、イランで通貨制裁を回避するために使用されたりしています。また数年前にキプロスで財政難により預金の引き出し額を制限する預金封鎖が行われましたが、そこでもキプロス国民が国家権力の及ばない「ビットコイン」へ資産を移す動きが増えたと言われています。

中国でビットコインの流通量が増えているのも国民の国家に対する信頼が小さいのが理由の一つとして挙げられます。中国ではビットコインに限らず海外への資金流出が続いています。中国当局は警戒を強めており、ビットコインから元やドルへの換金を制限するなどの規制強化も検討しているようです。規制強化によってビットコインの流通量が減るのか、それとも逆にビットコインの流通量を増やす結果になるのか、中国当局が有効な政策を打ち出せるかに左右されるでしょう。

日本でも少しずつ流通量は増えてきているようです。通貨として価値が確立しつつあるビットコインですが、2016年5月以降、海外のビットコイン事業者が国内登録無く日本国内の人にビットコイン取引を勧誘することは禁止となっています。もし取引をしたい場合には国内登録を受けた事業者を通しての取引をお勧めします。またビットコイン以外にもたくさん暗号通貨は誕生していますが、詐欺まがいのものも多いようですので情報の精査はしっかりしていきましょう。不安なことがあればぜひご相談くださいませ。

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