相続税と贈与税
2018.5.19

株式会社AWARDです。

相続税・贈与税というと、誰かから誰かへお金の移動が発生したときにかかる代表的な税金です。本日はこの2つについて見ていきましょう。

だんだん上がる相続税


まずは相続税をみていきましょう。相続の場合、誰かがなくなった時に資産の移動が発生し、それに伴い税金が発生することになります。仕組みとしては被相続人と呼ばれる方の財産をまずは一覧にし、評価額を計算していきます。そこから、基礎控除と言われる一定額を超えている部分に対して相続税がかかってくることになります。

基礎控除の金額は、3000万+法定相続人の数×600万という計算ででてきます。相続人が3人であれば、4800万ということです。なお、この基礎控除の額は2015年1月1日より下がっており、以前は5000万円+法定相続人の数×1000万円でした。この法改正により、相続税の対象になる方は一気に増えたと言われています。

相続税は累進課税


そして、相続税は引き継がれる財産の額によって税率が変わる累進課税制度をとっています。具体的には課税対象額が1000万円以下ならばかかる税率は10%なのですが、6億円超ですと55%の税率となってきており、半分以上が税金として国に納める必要がでてきます。財産が多い資産家の方ほど、頭を悩ませることが多いのが相続税ということになるかと思います。

ちなみに贈与税は、単純に1年の間に誰かから贈与された金額に対して税金がかかってくることになります。贈与税にも基礎控除があり、年間110万円までは誰かから贈与を受けたとしても贈与税はかからないことになります。この基礎控除を超えてくると、基礎控除を引いて200万円以下の場合は税率10%、そして4500万円超の場合は税率55%ということで相続税と同様に最大で55%の税金を納める必要がでてきます。

相続税と贈与税の差を利用する


これらの税金の性質を上手く使うと、相続対策に利用することができます。少額の贈与であれば相続税よりも税率が低いことがあるため、その額ごとに毎年資産を移転していくということですね。例えば相続税の課税対象が1000万円以下の方も、年間110万円ずつであれば相続人に対して非課税での資産移転は可能なことになります。また課税対象が6億円以上の資産家の方などでしたら、年間1500万円の贈与であっても税率は40%ですので、相続税の55%よりも低い税率で資産を移転することができます。このように相続税と贈与税の税率を知ることによって、生前から相続の時の準備を始めていくのは有効なのです。

累進課税である相続税と贈与税。税率の差を知っておくことで、計画的な資産の移転ができるのをお分かり頂けたでしょうか。事前の準備があると相続はうまくいきやすいです。ぜひ今回の内容も活用していって頂ければと思います。

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