国の税収減少
2017.7.6

株式会社AWARDです。

平成28年度の国の税収が、久々に前年度を下回ったというニュースがでてきました。景気が良い時というのは永遠には続かないものです。景気の浮き沈みを示すひとつの指標として取り上げてみたいと思います。

7年ぶりの減少


平成28年度の国の税収は、55兆4636億円となり、前の年度を8167億円余り下回りました。前年度を下回ったのは実に7年ぶりのことだったそうです。ちなみに7年前と言えば平成21年度、つまりリーマンショックがあった平成20年度の翌年にあたります。100年に一度の危機と呼ばれたリーマンショック以来の税収減少というと重みが増すのではないでしょうか。

リーマンショック後との比較


ただ7年ぶりの減少と言っても、リーマンショック後の経済の落ち込みは本当に急激なものでしたので数字で比較してみるとだいぶ差があることが分かります。平成21年度の税収は前年と比較して5兆円以上減り、38兆7000億円まで落ち込んでいました。それが現在では55兆円以上になっているわけですので、最も景気が悪い時に比べると40%以上も税収は伸びていることになります。

税収が伸びても赤字は変わらず


さてここに来て少し頭打ち感のある税収ですが、国の収支の中身はそれほど変わってはいません。相変わらず赤字国債を発行し続けておりまして、平成28年度の赤字国債の発行額は38兆346億円となっています。税収が55兆円なのに対して赤字国債の発行額が38兆円ということは、年収が550万円の人が、新たな借金を1年間で380万円増やしながら生活をしているようなものです。国だから維持できていますが、普通の家庭に例えてみると非常に不健全な収支が続いているのは確かです。

税収を伸ばして赤字国債の発行を減らしていくという国の方針は、税収の伸びが止まってしまうと実現は困難になってきます。日本の財政健全化への道はまだまだ続くようです。

 

 

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